梨沙と拓馬 -夏休みの朝の出来事-(2020/05/24)-3
実は、梨沙がそう考えてしまう大きな原因は、
梨沙自身にあった。
梨沙は昔から、自宅ではノーブラで過ごしている。
この夏に拓馬が梨沙の家に来てからも、
そのスタイルは変えていない。
Tシャツや薄いブラウスなどを着ると、
乳首が透けて見える。
胸元がゆったりした服で前屈みの姿勢をとった時には、
乳房から乳首にかけてが、
ほぼ丸見えになっているはずだった。
梨沙は拓馬が中学生になってからは会っていなかったが、
拓馬が小学生の間は、一緒にお風呂に入ることがよくあった。
梨沙が拓馬の体を洗ってあげたことも何度もある。
私の胸くらい、拓馬くんは見慣れてるし、平気でしょ・・・。
梨沙はそう軽く考えていた。
だが、実際には、拓馬が梨沙の家に来た最初の日から、
拓馬の視線が梨沙の胸元に強く注がれてくるのを
梨沙は感じていた。
拓馬くん、私の胸なんか何度も見ているはずなのに・・・。
それでも見たいのかしら・・・。
梨沙は拓馬の普段の様子を思い浮かべながら、
ベッドに近寄って行った。