禁じられた恋と性(8)-5
あの、ご主人様 」
「ん?」
「あの……こんなに優しい方なので、娘のトモミが好きになる理由がわかりました」
「そうかい」
ベッドで私に抱かれている江梨子は相変わらず美しかった。
「それで、ご主人様 」
「なにかな?」
「これから、トモミと私をどうされますか?」
真剣な眼差しで江梨子は私を見つめている。
その言葉はすでに私の心の中で決めていた。
「これまでどおりにトモミはトモミとして、貴女は貴女として」
「そうですか、あの……今日のことはトモミにはどうすれば……」
「それは貴女にお任せしますが、ただし慎重に、傷つきやすい年頃ですし」
「はい、それは私もそう思っていました、しばらく様子をみます」
「そのほうがいい」
「はい、あのう……」
「はい?」
「本当に江梨子を貴方様の女にしていただけるのですね」
「もちろんですとも」
「あん、嬉しいです、お願いがあります」
「はい、なんでしょう?」
「よろしければ、もう一度、愛していただけますか?」
「喜んで、私もそう思っていたところです」
「あぁ、嬉しい!」
江梨子は私に抱きついてきた。
柔らかな彼女の乳房が私の胸で重なると、私のペニスは再び勃起を始めていた。
喫茶店で初めて会ったときの清楚で優しく美しい人は、
それに加えて欲情する女になろうとしていた。