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官能小説へのこだわり
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後家との再会-1

 7月を迎えると一段と本格的な梅雨の蒸し暑さを感じさせる季節を迎えていた。
しのえからの連絡を受けバス停まで重蔵は迎えに出ていた、久しぶりの再会である。
一日数本のバスにもかかわらず乗客はしのえだけであった。
降りて来たしのえは重蔵を見るなり満面の笑みを浮かべ
「お久しぶりです、お元気そうでうれしいです」
と艶のある声であいさつした。
「久しぶりじゃな、少し脂が付いたかな」
重蔵はにやりと笑みを浮かべからかった。
「まあ、相変わらずお口悪いんですね」
「生まれつきじゃ、でもお前さんはいつまでも色気はあるな」
「うれしい、重蔵さんに褒められた」
しのえは重そうな荷物を持ち替えながら言った。
「おんぼろだが軽トラの荷台に乗せろ」
「はい」荷物を荷台に乗せて車に乗ると重蔵の家に向かった。

廃屋となった家々を見ながらしのえは言った。
「この辺りも段々過疎になるんですね、以前より寂しくなったみたい」
「そうじゃな、日本の田舎はこんなものじゃ、昔の田舎はみんなが助け合って暮らしておった、この時分だと田は稲の苗も大きくなってカエルの声も賑わしく聞こえたのじゃが、もうそんな光景は見当たらん寂しい限りじゃ」
「そうなんですか」
「そうじゃよ、風呂なんかも貧しさゆえであったがもらい風呂といって互いが交互に風呂を焚き近所の方から優先に入ってもらっていた、田植え時は近所持ち回りで助け合って田植えをしたもんじゃ、夜はまるでお祭りのように酒を酌み交わし宴会をしておった、子供は学校を休んで田植え餅を配ったものじゃよ、お駄賃が10円それが楽しみでな」
「へえ、そんな事してたんですか」
しのえは重蔵の話に驚いた表情を浮かべた。

「折原には言ったがわしの書いた「覗き穴」は少年時代の思い出を参考に書いた物だよ」
「そうなんですか、そんなにおませだったんですね」
「中学生になればもう大人よ、オナゴの裸に興味の沸かないわけがなかろう」
「重蔵さん子供のころから助平だったんですね」
「ハハハ、でもあの時は心臓がバクバクしたな、なにせ初めてよその嫁さんの裸を覗いたんだからな」
「まあいやだ・・」

 車を5分程走らせて家に着いた。
「着いたぞ」
重蔵はしのえの荷物を降ろすと鍵もない戸を開けて入った。
「懐かしいわ、この炉端いいわ」
「そうか、ここであんたと酒を飲んで床で抱いたあの晩が昨日のようじゃ」
「そうですね、重蔵さんのお強いこと、なかなか逝かないんだもの」
「そりゃあいいオナゴと寝るんじゃ、楽しまなくてはな」
煤けた炉端に腰を降ろし脚を投げ出してしのえはくつろいだ。
「ねえ、こしあぶらってどんな山菜なの?」
「おまえ知らねえのか、てんぷらにして食うと旨いぞ」
「知らないわ、生えてるの」
「こしあぶらの木に生えるんだ、白っぽい細い木で枝はあまりない、新芽で開く前が取りごろだ、4月半ばごろだな」
「そうなの、食べてみたいわ」
「来年来いたらふく食わせるぞ」
重蔵との会話が楽しとみえてしのえは口数が多かった。

夕方5時であっても夏の日差しは残り蒸し暑かった。
「今日はそのたらいで行水しろ、誰もこないから覗かれる心配はない」
重蔵はしのえに言った。
「そうね、昔は葦簀の陰で行水したそうね」
「よく知ってるな、風呂は燃料がもったいない今日は行水で我慢してくれ」
重蔵は山の水を汲んでおいたせいで多少は冷たさを欠いていい加減だった。

バスタオル裸体を包んで出てきたしにえ 
「覗かないでね・・ふふふ」
甘えた声で言いながら葦簀の陰に入っていった。

「きゃ 冷たい」
「気持ちええじゃろう」
重蔵は葦簀の隙間から覗き込んだ。
五十路の熟れた白い肉体は健在であった、腰から尻周りは一段と脂が乗り下腹部の茂みが鬱蒼と生えている。
「どうじゃ、背中でも流そうか」
「恥ずかしいな、でも重蔵さんだからいいわ」
「そうこなくちゃあな」
重蔵もズボンを脱ぐと褌姿で葦簀の中に入っていった。
「まあそんな恰好で、ふふ」
「お前さんは本当に色白だのう、肌もきれいじゃ」
手拭いをしのえの背を流しながらつぶやいた。

「おい、もう俺のマラが疼きだしたぞ」
「えっ・・」
重蔵はしのえの前に立った。
「凄い・・・」
褌を突き上げるようなマラが目に入った。
「見るか・・・」
重蔵は褌の紐を解いた。
青黒いグロテスクなマラが天を見上げる。
「よく見ろ、あんたのその熟れた肉体に反応してるんじゃ」
(そんな・・・でも凄いわ)
重蔵の目が鋭く光った。
しのえは察したのか目を閉じて口元を緩めるのだった。










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