思い出はそのままに-51
「お姉ちゃん、オッパイ大きいね。でも、知ってたよ。ボク、お姉ちゃんのことなら、何でも知ってるんだ。お姉ちゃん、昨日帰ったあと、オナニーしてたでしょう?」
「な、なに言ってるの・・・」
「隠しても無駄だよ。お姉ちゃんのことは何でも知ってるんだ。お姉ちゃんが、ママについて行った時は悲しかったよ。なんでなの? 何でボクのそばにいてくれなかったの?」
「あなたから、離れたかったのよ。祐樹、あなたは私のお風呂も覗いていたり、私の下着を盗ったりしてから。お母さんには言わなかったけど、私はちゃんと知っていたのよ!」
「そうだよ。でも、ボクがお姉ちゃんの部屋にビデオカメラを仕掛けておいたのは気づかなかったようだね」
「な、なんですって!?」
「お姉ちゃんがいるところは、どこにでもカメラが仕掛けられてるんだよ。もちろん、お姉ちゃんが住んでいる家にも仕掛けられる。どこに行っても、ボクはお姉ちゃんの何もかもを知ってるんだ」
「狂ってる・・・あなたは狂ってる」
「お姉ちゃんも、いつかわかってくれると思うよ。お姉ちゃんにはボクが一番相応しいんだ。今までは、少し遠回りしてたけど、それも今日で終わる」
祐樹は、美由紀のスカートの中に手を入れた。
「イヤッ! 止めなさい!」
「ああ・・・昨日のオナニーは激しかったね。三回もイッちゃって」
「ああっ! ダメッ!」
美由紀は。祐樹に手から逃れようとするが、手足を縛られていて身動きが取れない。
「や、止めなさい! 言うことが聞けないの!」
「なに言ってるの? 昨日、あんなに激しくオナニーしてたくせに」
祐樹が、スカートをめくりあげた。淡いピンクのショーツが露わになる。祐樹は、そのショーツの上から、秘部を撫でた。
「いやぁ! やめなさい! 自分が何をやってるかわかってるの!?」
「お姉ちゃんはオナニーする時、ここをいじるんだよね」
「ひい! そ・・・そこは・・・いやぁ! おねがい! そ、そこは・・・だめぇぇぇ!!」
祐樹は、クリトリスの辺りを集中して責め始めた。美由紀の声が、急に変わり始める。
「ここがそんなにいいの?」
「いやん! ああっ! だめぇ・・・そこだめぇ! ホントにそこはダメなのおおお!!」
美由紀の体が跳ねる。クリトリスを触られて、感じているのだろうか。
「お兄ちゃん・・・大きくなってる」
美奈が言った。言われて初めて、浩之は自分が勃起していることに気がついた。美奈が、浩之のズボンのチャックを降ろす。そのまま手を入れ、ペニスを取り出した。ペニスの先からは、すでに先走り汁が滲み出している。
「よ、よせ・・・美奈」
美奈は、浩之の言うことなど無視して、ペニスをしごき始めた。その瞬間、浩之は射精した。射精した、という感じはしなかった。ただ出たと言う感じだ。それでも、出た量はすごかった。
射精しても、ペニスの痛みは和らがない。さらに、固く勃起しているような気さえする。こんなに痛く勃起しているのは初めてだった。
美奈が、ペニスについた精液を舌で舐めとる。そのまま、亀頭に舌を這わせた。ペニスの痛みが、少し和らぐ。菜美が、浩之のズボンを脱がしてくれた。浩之は、抵抗はしなかった。
祐樹が、そんな浩之を憐れむような視線で見ていた。恥かしさに身が震えた。
「そうだよね。毎日オナニーしてるんだから。お姉ちゃんのような綺麗な女の子が、毎日オナニーしてるなんて信じられないよね」
「ち、違う! 私はそんなことしてない!」
「嘘ついてもダメだよ」
祐樹が、美由紀のクリトリスを、ショーツの上から強くつねった。
「きゃうううーーー!! だめぇぇぇーーー!!」
美由紀は、クリトリスをつねられて泣いて叫ぶ。
出来れば、今すぐ美由紀の所に駆け寄りたかった。だが、美由紀は、決して浩之を見ようとはしない。浩之に助けを求めてくれるのなら、今すぐにでも駆け寄るのに、美由紀は浩之を無視するのだ。それが、浩之には何よりも辛かった。
菜美が、そんな浩之を気持ちを察したように、浩之を抱きしめた。
「菜美、手錠をはすしてくれ」
菜美は、ためらうような仕草をした。
「頼む。おまえたちを抱いてないと、気が狂いそうなんだ」
浩之がそう言うと、菜美が頷いた。立ち上がると鍵を取ってくる。浩之の手錠を外してくれた。浩之は、自由になった手首をさすると、菜美を抱き寄せた。そのまま、唇を奪う。