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思い出はそのままに
【ロリ 官能小説】

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思い出はそのままに-2

美奈の中、どういう感触がするのだろうか。まだ女を知らない浩之には、想像することしかできない。あの年なのだから、相当締まりはきついのだろう。祐樹の顔を見ても、気持ちいいのはわかる。浩之が知らないことを、祐樹は知ってる。祐樹に、男として負けたと思ってしまう。二人のことを知った後、浩之は祐樹の顔を見れなくなってしまった。負け犬。そういわれているような気がしてしまう。ボクのセックス覗いてるでしょう。そう言われたら、どうすればいいのか。考えるだけでも、恐ろしい。心臓が締め付けられるような感覚になる。
 祐樹が一際深く美奈を貫くと、痙攣した。中に出した。祐樹がゴムをつけていなかった。美奈に初潮はきているのだろうか。あまり詳しくはないが、ちょっと早いぐらいだろうか。この年で妊娠というのは笑えない。今後の人生を狂わすことになるだろう。それでも、浩之も幼い美奈におもっきり中出ししてみたかった。そして、うらやましかった。
 祐樹がペニスを引き抜く。美奈は死んだようにぐったりしている。目がうつろだった。その姿が、妙に色っぽかった。祐樹は美奈を姿を見て、満足そうに笑っていた。浩之はそれを見て、かっと頭に血がのぼった。いつものことだった。
 浩之はファインダーから目を離す。机の上には、好きだった女の子の写真がある。修学旅行の時、彼女が一人になったのを見計らって、頼んだのだ。浩之にしては、思い切ったことをした。その時には、彼女と高校は一緒になれないとわかっていたので、ありったけの勇気を振り絞ったのだ。それが、彼女との最初で最後の思い出だ。彼女は、浩之がこんな情けない男だとは知らないだろう。
「恥の塊だな」
 浩之は自嘲気味につぶやいた。
 窓を覗くと、祐樹がまた美奈を抱こうとしている。浩之は、またファインダーを覗き込んだ。写真の彼女が、嗤っているような気がした。


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