保健教師 果穂 -合宿所での出来事-(2020/03/01)-13
「先生・・・。
今度またいたずら書きされたら、
その時も・・・、洗ってくれますか?」
俊介は脱衣場で服を着ながら果穂に話しかけた。
「え?
それはいいけど・・・・、
そんなことはないようにしないとね。
私がちゃんと注意してやめさせるから、安心して。」
果穂は真面目な顔で答えた。
「・・・先生、ありがとうございます。
でも・・・・、僕、
今度は、自分でいたずら書きをしちゃおうかなって・・・・・。」
俊介が顔を赤らめながら、半分本気で果穂に言った。
「コラ。
調子に乗らないの。」
果穂は俊介の頭を軽くコツンと叩くふりをした。
「・・・・ごめんなさい。」
俊介は照れ笑いを浮かべながら謝った。
「さ、俊介くん。
みんなが起きてしまわない内に、部屋に戻りましょう。」
「はい。」
二人は浴室を後にした。