五条朱代・早くもアナルデビュー!? と思いきや…-2
「何を驚いてるんですか? これからアナルファックするんですよ。いくら四十路のだらしないクソ穴でも、チンポぶち込む用にぐっぽり拡げてトロトロにほぐさないと使えないでしょうが!」
「いえ、そうではなくて……」
戸惑いの表情で朱代は、尻に手をやった。
「どうしました? 何が問題なんですか」
怪訝そうな守屋監督。
「あの……撮影の中で拡張をすることになってたんですか?」
決まり悪そうに視線を泳がせる朱代の額に、たらたらと脂汗が伝った。
「まあ、それが普通の流れですけど」
「ああっ……どうしよう。それを知らなくて私……」
泣き笑いのような顔で朱代は立ち上がると、深々と頭を下げた。
「ごめんなさい監督っ! 私、勝手が分からなくて……ご迷惑をかけてはいけないと思って、家を出るまでに拡張を済ませてきたんです……」
「はあ!?」
呆れ果てた顔の守屋だ。
「ななな何てことを……初めて尻を弄ばれて新鮮な反応をするところを撮りたかったのに!」
「本当に申し訳ありません!!」
「ど、どれだけ拡げたんですか。見せなさいっ!」
ヒステリックに喚く守屋へ、朱代は尻を振り向けた。
荒々しくスカートをまくり上げた守屋は、
「おおっ!?」
歓声をあげ、顔を近づけた。
「あ、朱代さん……家からずっと、こんなプラグぶっ込んだまま来てたんですかっ!」
「あまり見ないで下さい……って監督、息がかかってます! 嗅ぎすぎですよ!!」
次回はアナル撮影と知らされ、不安に襲われながらも準備はしなければと、朱代はネット通販でアナルおもちゃを取り寄せたのだ。
一人では恐いので、ひとつ屋根の下にいる浪子の協力を得て少しずつ穴をほぐした。
どうにかペニスも挿入出来るであろうレベルまで達する頃には、
(き、気持ちいいっ……)
そう思えるまでに不浄穴の性感は開拓されていた。
撮影スタジオまでは、帽子とサングラスで顔を隠しつつ電車で来たのだが、その間も朱代の直腸内には大きなアナルプラグが詰まっていたのである。
「まさかの展開だが、これはこれで……いやぁ朱代さん、そのプロ根性は素晴らしい。これが二作目とは思えないですね。しかも初アナルでこのプラグって……朱代さん、これは海外向けのかなりデカいサイズですよ?」
「ええっ!? そうなんですか……? 私、何も分からなくて……セールになってて評価も高かったものを選んだんです」
「呆れた人だ、あなたは。一から開発する愉しみはなくなったが、こんなだらしないクソ穴なら遠慮なく嬲り倒せるってもんだな」
守屋はぶっすり挿さったプラグをさらに掌でグイグイと押した。
「ああああぁんっ!?」
がに股でガクガクする朱代。
「それでは手っ取り早く、待たせてある男優を呼ぼうか。とびきり硬くてデカいブツの持ち主をキャスティングしたが、この穴なら余裕だろうからね」
守屋は室外に待機するアシスタントを呼び、指示した。
(このお尻に……おちんちんが!)
朱代はドキドキと胸を高鳴らせ、守屋の構えるカメラの前で身をくねらせながら服を脱いでいった。