誇り高き首領妻の熟肢体は白濁汁を浴びて-5
誰も朱代に手荒なことをしなかった。
ぐるりと取り囲んで、順番に果てていく。
最初にぶっかけられた腹周りはもちろん、刺青鮮やかな二の腕や肩周りも人気が高い。
襟ぐりに寄せて発射する汁男優もおり、その衣装に不似合いな谷間は白い水溜りを作って卑猥に輝いた。
浴びせられる量が増すごとに、朱代の感覚も麻痺していった。
何だか、この異常な行為がとてつもなく楽しくなってきたのだ。
神聖な繁殖のために用いられるべき子種汁が乱費され、体外に注がれる異常行為。
その異常さ、背徳の興奮が、濃い精臭もろとも朱代に襲いかかった。
「あ、うお、おぉっ! 出るっ! 出ますよ!」
シコシコとハイペースに竿を擦っている汁男優が叫ぶ。
「出してぇ……」
思わず口をついておねだりの言葉が飛び出した。
びゅびゅっ、どぴゅる!
男の筒先からほとばしった白濁の放出は、朱代の顔面にぶっかかった。
「あ、んひっ!」
そこからは怒涛の顔射ラッシュであった。
休みなく汁男優たちが入れ替わり立ち替わり、熱い淫汁洪水を朱代の顔に浴びせかける。
目は開けていられなくなり、口にも流れ込んでくるそれの味と匂いは激烈で、朱代は気が変になりそうだった。
ベッドに仰向けで寝転がり、虚脱して汚されるに任せる朱代だったが、そんな無防備でも、朱代の身体に指一本触れてくる者はいなかった。
「ん……むあ、くふっ、あぁんっ!」
訳の分からない情動に襲われ、射精の雨にまみれた朱代は全身を震わせた。
それは、忘れかけていた夫との性交でピークに体感する大きな波に似たものだった。
「お疲れ様です。どうぞこれにお召換えを」
撮影クルーたちは、極めて品のいい態度だ。服装こそパーカーやジーンズなど砕けた出で立ちだが、そこらのサラリーマンと大差ない物腰である。
浪子のデビュー作は梶谷の事務所で身内撮りだったようだが、ここにいるのは全て契約したプロスタッフたちのようだった。
シャワーを浴びた朱代にいやらしい目つきを這わせるでもなく事務的にバスローブを羽織らせてくれたADは、用意してあった衣装を指し示した。
面積の少ない金色のテカテカした下着である。
ひと目見て、恥ずかしい部位を隠しきれる布幅ではないことが分かった。
(これを……着けるの?)
頬がポーッと赤くなる。
水気を拭き取った裸身にそれを纏ってみると、裸より卑猥なのではないかという気がした。
ブラジャーは僅かな三角布で乳輪まで隠してはいるが、乳房そのものの形はありありとさらけ出している。
パンティ部分は論外だ。ほとんど紐同然のクロッチは、覆うというより股筋に喰い込んでふっくらした大陰唇をはみ出させている。
ヘアはそこまで濃くない朱代だが、その控えめな陰毛もモロに晒すことになる。
そして、後側はさらに細い紐になっているから、肛門がスースーする感じがとても心地悪い。