投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

首領妻犯り【どんづまヤり】
【熟女/人妻 官能小説】

首領妻犯り【どんづまヤり】の最初へ 首領妻犯り【どんづまヤり】 21 首領妻犯り【どんづまヤり】 23 首領妻犯り【どんづまヤり】の最後へ

お義姉さん、お先にデビューさせて頂きます……安西浪子の突っ走り-1

 安西浪子は、メルセデスS600の運転席から降り立ち、その豊満な尻を揺らしながらビルに入った。
 ミンクのショートコートからスラリと伸びた脚が際立つホットパンツ姿は、己の年齢不相応な美貌を十分に知る女の自信が窺えた。
 立派な彫物を背負っているので上半身の露出は増やせないが、そのぶん手入れの行き届いた生脚をこれでもかと見せつけてくれるから、周囲の男は眼福に預かれる。

「これはこれは……叔母御がこんなところへ何の御用でしょう?」
 梶谷組事務所の組長室。梶谷が余裕綽々で迎えるのが腹立たしい。
 年齢は梶谷のほうが上だが、親分・五条幹治の妹であるから浪子のことを「叔母」呼ばわりだ。
「何の用って……すっとぼけるんじゃないわよ。お義姉さんをよくもコケにしたね。落とし前はあたしがつけてやるのさ!」
 浪子がミンクのコートを脱ぎ去ると、黒のタンクトップ姿が眩しく開陳された。
 程よく脂の乗った肌に嵐の風巻き柄が乱舞し、二の腕までを彩っている。
 ぱっつんと張ったバストも、おそらく乳首付近まで墨が入っているのだろう。くっきり刻まれた深い谷間のあたりを除いて、彫物模様でいっぱいだ。
 男の梶谷もここまで見事な彫物は入っていない。

 俗に「我慢」とも呼ばれる彫物は、ヤクザにとってその根性を目に見える形で証明するものである。
 より広い面積に墨を入れ、その痛みに耐えられる「侠(おとこ)」であること。
 痛みに負けて予定より彫物の範囲を少なくして貰った経験を隠している梶谷は、浪子の気迫にたじろいた。
 浪子はタンクトップの裾をたくし上げると、腰に突っ込んでいた拳銃を抜き、梶谷に向けた。
「叔母御、早まらねえほうがいい」
 動揺を必死で抑え、梶谷は制した。
「下手なことをすると、姐さんの顔に余計ドロを塗ることになりますよ。もっとも、自分だけ気が済めばそれでいいってんなら、引き金を引けばいいが……」
 今度は浪子がたじろぐ番だった。

 人の弱みを突くのが巧い梶谷であった。ヤクザには根性よりも悪知恵が大事だというモットーの持ち主である。ひとたび浪子の覚悟をぐらつかせれば、そこから攻め口を広げていくのみだ。
「叔母御のことだから、頭に血が上って殴り込んできたんだろうが、ここで俺を殺したらどうなります? 旦那の大西が大バッシングを受けて組は解散に追い込まれること間違いないなし、おまけに叔母御が庇おうとしている姐さんにも火の粉が降りかかる。炎上してAVが中止って流れはまず考えられねえでしょうね。逆に世間の制裁意識が上乗せされて、エグいハードプレイ作品にばんばん出演させられて、身も心もボロボロの廃人だ。叔母御は姐さんをそんな目に遭わせたいんですかね?」
 梶谷に狙いを定めていた銃口が床に向かっていく。
 浪子の当初込めていたカッカとした思いが削がれている様子は、傍目にも明らかだった。


首領妻犯り【どんづまヤり】の最初へ 首領妻犯り【どんづまヤり】 21 首領妻犯り【どんづまヤり】 23 首領妻犯り【どんづまヤり】の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前