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保健教師 涼子
【教師 官能小説】

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保健教師 涼子(2020/01/19)-2

由紀恵が言い出したことは、涼子には想定内であった。
保護者から性に関する相談を受けることは多い。
涼子は落ち着いて、はっきりと答えた。
「お母様。」
「はい。」
「精通を済ませた男子が夢精をすることは自然なことです。
 浩介くんよりも低学年の男子でも起こります。
 何の問題もありません。」
「・・そう・・・ですよね・・・。
 でも・・・・、
 その・・・、
 夢精した後の感じがいやだと・・・、
 そう本人が申しておりまして・・・。」
由紀恵は浩介の顔を見ながら涼子に伝えた。

 *   *   * 

「浩介くん、夢精した後って、どんな感じにいやなの?」
涼子は浩介の方に体を向けて、優しく尋ねた。
「う〜ん・・・。
 パンツがベトベトになるところ。」
「そっかぁ。
 ベトベトかぁ。
 なるほどね。
 ベトベトはいやだよね。」
「うん。」浩介はこくんと頷いた。
「浩介くん・・・、
 そのままにしておくと、
 ベトベトが冷えてきて、もっといやな感じにならない?」
「なるなる。」浩介が大きく頷く。
「そういうのって、いやだよねー。」
涼子が理解を示すと、それに応じて浩介が真顔で答えた。
「うん、僕、本当にいや。
 ・・・それと・・・、」浩介は更に何か付け足したい様子を見せた。
「それと?」涼子が促す。
「うん。
 乾いた後にパンツに跡が残るのも、恥ずかしくていや。」
「そっかー。
 そうだね、たしかにあのシミもいやだよね。
 ガビガビ、ゴワゴワって感じかな。」
「うん、そうそう!」浩介はこれまた大きく頷いた。



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