保健教師 涼子(2020/01/19)-11
「お母様、ちょっとよろしいですか?」
由紀恵と浩介が保健室を出ようとしたところで、
涼子が由紀恵を呼び止めた。
「はい、先生。
なんでしょう?」由紀恵が涼子の近くへ歩み寄る。
涼子は由紀恵を保健室の隅の方へ連れて行き、小声で伝えた。
「浩介くんの初めてのオナニー、
お母様がサポートしてあげてください。」
「え?
サポート、ですか?」由紀恵が驚きの表情を浮かべた。
「はい。
最初に正しい方法でしておかないと、
危険なオナニーに移行してしまう
おそれがあります。」
「そうなんですか・・・。
・・・そういうことなら、分かりました。
それで・・・、どんなふうにサポートすればよろしいんでしょうか?」
「まずは横にいて、見ていてあげてください。
そして・・・、
言葉で手の動かし方とかをアドバイスしてあげてください。」
「・・・・・・、
・・・・・はい。」由紀恵の顔がまた赤くなり始めた。
「場合によっては・・・、
お母様が軽く手を添えて、
動かし方とかを教えてあげてください。」
「そ、それは・・・。」
涼子の言葉に由紀恵は返答に詰まった。
「お母様、抵抗がありますか?
もし、どうしても無理なようでしたら・・・・、
その時はお知らせください。
保健室で・・・、
私が実技指導いたします。」
そう言って涼子は由紀恵の目をじっと見た。
由紀恵は一瞬考えたあと、涼子の目を真っ直ぐに見て答えた。
「いえ、先生。
責任を持って、私が浩介をサポートいたします。」
由紀恵は深々と頭を下げると、保健室を出て行った。