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首領妻犯り【どんづまヤり】
【熟女/人妻 官能小説】

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意地を選んで恥辱にまみれ-9

 収録が終わり、控室に戻った朱代。
 番組終了の間際になって、失神して運び出されるという醜態を見せてしまった。
 自己嫌悪にかられ、頭を抱え込んでいると、ノックの音が響いた。
 付き人代わりの若い衆がドアを開けると、筑波が入ってきた。
「五条さん、私は先程も申し上げた通り山勇会も帝龍会も所詮ヤクザと思っています。どちらに肩入れするつもりもないが……あなたが陥っている状況には、心を痛めない訳にはいきません」
 筑波はスタジオで熱弁するときのままの顔で早口に喋った。
「あの契約書は効力を持たないとみていい。卑怯な細工であなたに不利な条件を飲ませたもので、訴訟すれば撤回させることも可能かもしれません。及ばずながらこの筑波、ご協力は厭いません」
「筑波さん……ありがとうございます。そう仰って頂けると……」
 しおらしく頭を下げようとしたとき、朱代の携帯が鳴った。
 梶谷からの着信だ。

 一転して怒りをみなぎらせた顔になり、
「梶谷ィ! ありゃどういうつもりなんだい!」
 電話口で一喝する朱代。
 その豹変ぶりに筑波がビクンと硬直した。
『姐さんは甘いんですよ。自分で納得して署名も拇印も押しちまった契約書、今さらケチつけるような真似しねえで下さいよ?』
 電話口から聞こえる梶谷の声は、馬鹿にしきった調子だ。
 その背後では女の喘ぎ声が聞こえるようだった。
「あんた……全部嘘だったんだね。由梨絵さんと凛子ちゃんが危ないってのも……」
『あー、危ないのはある意味マジですけど。二人とも危険日なのに、大谷のオヤジに濃いザーメン出されまくってっから』
 含み笑いをする梶谷の声が遠ざかったかと思うと、アンアンよがりまくる由梨絵に通話主が移ったらしい。
『んあっ、はひぃ……へへっ、あけ……よ、ねえさん〜? おまんこ気持ちいいよぉ〜……こんな気持ちいいこと、仕事としてやれるなんて、おねえさんが羨まし……ああぁイクっ、イクイクうぅ!!』
『……っちゅう訳や』
 今度は大谷だ。荒い息遣いの奥で、パンパンと性交音がけたたましい。
『朱代はん、極道は吐いた唾飲まんのやろ。いっぺん交わした証文、あんたのほうから反故にするようなみっともない真似せんと思うけど、一応言うとくでえ』
 そして電話は切れた。

「……五条さん?」
 気遣わしげに筑波が話しかける。
 朱代は向き直ると、
「ご心配頂いてありがとうございます。私のことは大丈夫ですので、どうかお構いないようお願いいたします」
 深々と頭を下げた。
 着物の襟元から青々とした彫物の一端が覗き、筑波はその艶めかしさと凄みに息を呑んだ。
「そうですか……しかし、何かありましたら、いつでもご相談頂いて結構です。こちらへご連絡下さい」
 名刺を置いて筑波が出ていくと、朱代はぐったり虚脱して椅子に座り込んだ。

 身を挺して守るつもりでいた由梨絵と凛子は、何ら危機に陥っていなかった。
 対価として当てにしていた夫の保釈金も、水泡に帰した。
 朱代はただ安いオカズとして性処理産業の奈落に突き落とされただけの、四十路美熟女でしかなかった。


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