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何がいけなかったの
【レイプ 官能小説】

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着ぐるみ-3

「すげー痴女」
「便器だろ」
「なんで被り物してんの?」

 嘲笑われている。

「なあ、助けてやったんだから、お礼しろよ」
「まだ犯されたい?」

 と、さっきの二人組。

「ふあ……や、いやです、犯さないでください……」

 うつぶせのまま答えていると、急に上半身を持ち上げられ、体を起こされた。肩を持たれてよろよろと立ち上がる。頭は相変わらず朗らかな笑顔を貼り付けたクマのまま、歩かされているようだが、絶頂の余韻がフワフワして状況がつかめない。
 歩みが止まり、ぼんやりと辺りを見る。頭以外丸出しの私が人垣の中心にいて、街灯に照らされているようだった。

「これでオナニーしろよ」

 ついさっきまで呼び込みで使っていたドラッグストアの看板を渡される。

「助けてやったお礼だよ、ほら」
「タイムセールやってます、来てくださいって看板ハメながら言えよ」

 威圧的な口調で、二人の男が言う。その周りでスマホを向けるギャラリー。やるしか、ない、の……。

 震える手で、看板の柄の先を、女性器の入口にあてがう。

「見えねー。もっと足を開いて腰落とせよ!」
「しっかしすげー笑顔だな。そんなに見られて嬉しいか」

 う……うぐ、ひぐ……。表の顔とは対照的に涙があふれ、しゃくりあげながら、じりじりと足を開いて腰を落とす。

「顔をこっちに向けて、皆さん私の変態オナニー見てくださいって言いな」
「ぐ、うう……。みな、さん、わだじの、へんだいおなに、みで、ぐだ、ざい……うう、うう……」

 四方から沸く笑い声。

「あは、あははは」
「クマ人間の異物挿入オナニーとか、どんなジャンルだよ」
「普通に変態すぎ」

 この地獄が早く終わって欲しい。もう、それしか考えられない。柄を握る手に力を込める。ゆっくり、柔らかな肉穴に木製の棒が入り込んでいく。

 ふう、ふう……。

「はは、本当にやってる、さすがバカ女!」
「さっさと奥まで入れてズコズコしろよ」

 うう、うぐ……。精液と愛液と、散々犯されたおかげですんなり入ってしまう。チュ……グ……チュ……ブ……。中腰の体勢に刺激が加わり、膝がかくかくと笑いだす。
 看板の『タイムセール中!!』の文字が痴態の滑稽さを強調する。さっきまで普通に働いていたのに、人権のない、使い捨て同然のおもちゃに成り下がってしまった。どうして。

「おい、手、止めんな!」
「タイムセール来てくださいって、ほら、いつもやってるみたいに」

 腕を掴み、強引に上下に動かされる。
 は、う、う、

「タ、タイム、セェル、開催中、でぇす……!あ、あ、ふ、来て、くだ、さぁい。タイム、セェル……あ、あ」

 ジュ……ボッ、ジュ……ボッと動かすたびに愛液と精液が混ざった音がでる。

「お、おやすく、んあっ!なって、おり、ん、ん、う、なって、お、お、おり、まぁす!」

 グジュ……ジュブ……と正面を向きながら、必死に看板を出し入れする。

「へ、変態、クマで、ごめんなさい、みなさまを、だまして、ごめ、んな、さぁい」

 男達が指示するセリフを続ける。

「わ、わたし、の、まんこは、この、とおりぃ……ん、年中、セール、して、まぁす。ん、んあ!」

「いつ、でも、お、おお、みせ、で、ヤらせ、ます。安売りまん、こ、ハメに、きて、くださいい……!」

 出し入れが遅くなったのを男達は見逃さず、

「イキそうなんだろ、もうたまりませーんって」
「乳首摘んでイけ、ちゃんと説明ながらイけよ」

 うぐっ……ひぐっ……。私は観念して、情けなく、右手でヌプッ、ヌプッと看板を出し入れしながら、左手で乳首を摘む。あああ……!あまりの刺激に背中を丸め、下を向きギリギリのところで絶頂を耐える。

「あ、ぐ、ぐう、いぎまず、いぎまず、まんごいぎまず、店の看板、ズボズボして、いっでじまいまず、みなざん、いぎまず、まんご、いぐの、いぐ、いぐ……!」

 着ぐるみの顔が上がる。勃起した乳首を自らギューッと引っ張り、広げた太ももの真ん中、男性器を挿れる場所で柄を締め付け、腰を看板ごと前後に揺らし、体液を垂らす姿を四方からスマホに収められながら、惨めに快感にのまれた。

 全身の揺れにかぶりものが徐々にずれ、ゴトッと地面に落ちた。その間も絶頂に意識を奪われている私は、よだれまみれで弛緩しきった口元も、嬉し泣きしているかのような目元も街灯の下に晒して、ただただ醜い変態へと堕ちていくのみだった。


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