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首領妻犯り【どんづまヤり】
【熟女/人妻 官能小説】

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スケベな身体の四十路ババアはハードコアAVに出ろ!?-9

 ささいなナンパからのスカウトを笑い話にしていた昨夜のことが夢まぼろしのようだ。
 一夜にして恐るべき陥穽に引きずり込まれてしまったのを朱代は悟った。
「さあ、姐さん……ここの表にも報道陣が待ってます。姐さんの口から発表してくれませんか」
「実はもう各社にファックス流してあんねんで。今日十三時、五条朱代自ら公式会見してAV出演への意気込みを語りますちゅうてな?」
 梶谷と大谷の声が、どこか遠く感じられた。
 その代わりに、事務所の外へ集まっているらしいマスコミ関係者のざわめきが耳奥に響いた。


 いっぱいのカメラやマイクが向けられる中心に立った朱代は、平静を装いたくとも不可能なほど狼狽していた。
 なまなかなことでは動じない肝が据わっている「首領(ドン)の妻」である。
 しかし、この局面は朱代の持ちうるキャパシティを超えた異常事態だ。
 報道陣の中には名の通ったテレビ局の社名も散見されたが、口々に喚き立てる質問者たちは、完全に好奇心丸出しの野次馬と化していた。

 彼らは一向に話し始めない朱代へ向けて、下品極まる言葉を投げかけてきた。
「どうしたんですか! ご自身で公式会見するんじゃなかったんですか?」
「下のお口で喋りたいってことですかー?」
「並んでるマイクが男性器に見えてるという顔ですね!」
「デビュー作のタイトルを教えて下さい!」
「やはり十億のギャラはご亭主の保釈金に使う気ですか?」

 中には生中継でテレビに流している局もあるだろう。
 およそこれまでの人生で受けたことのない最大級の辱め、それも公衆の面前での羞恥プレイみたいなものだ。
 朱代の顔は真っ赤に上気し、目まで潤んできた。
 それさえもマスコミ勢は、
「もしかして発情してます? やっぱ四十路の欲求不満熟女はエロい気持ちになるの早いんですね!」
 などと揚げ足を取って笑いまくった。
「あ、あの……」
 やっとのことで声を出す朱代であったが、蚊の鳴くようなそれは喧騒に呑み込まれてかき消える。
 いい齢をして、親とはぐれた幼児のように言いようのない心細さ寂しさ悲しさが襲いかかり、朱代は脚の力を失った。


 がくりと崩れ落ちそうになる朱代の肩を支える者があった。
「申し訳ありません。姐さんは気分が優れないようなので……このへんでお引き取り願えませんか」
 よく通る声が、一瞬で報道陣を黙らせた。
「梶谷……」
 ついさっきまでは朱代を追い込んでいたはずの奸臣が、もとの忠義に厚い男の顔に立ち返っていた。
「姐さん……一旦、中に戻りましょう」


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