真夏の午後(1998/02/03)-1
真夏の昼下がり。
浩平は自分の部屋で昼寝をしていた。
身に着けているのはブリーフ一枚だけ。
風がよく通るように、ドアも窓も開け放っておいた。
窓から時折涼しい風が吹き込んでくる。
居間の方から物音が聞こえ、浩平は目が覚めた。
浩平より2つ年上の美香が部活から帰って来たのだろう。
『・・・・。
・・・・・・・勃ってる。』
昼寝の後のけだるさを感じながら、浩平は大きく固くなっているペニスを
ブリーフの上から軽く掴んだ。
その時、美香がこちらへやってくる足音が聞こえた。
浩平はふと思い立った。
ブリーフの脇から勃起したペニスを出すと、ドアの位置からよく見える様
に体をずらし、寝ている振りをした。
開いているドアから、美香が部屋の中を覗き込んだ。
「浩ちゃん、いるの? ただい・・・。」
美香が息をのんだ。
勃起したペニスに視線が絡み付くのが分かる。
2秒、3秒、4秒・・・。
亀頭がジンジンする。
浩平は寝た振りを続けるのが辛くなった。
「う〜ん。」寝返りを打って起きるそぶりをした。
美香は静かにドアを閉めると、足音を立てずに居間へと戻って行った。
浩平は何食わぬ顔をして居間へ向かった。
「あ、お姉ちゃん、帰ってたんだ。お帰りなさい。」
「ただいま。」
美香がぶっきらぼうに答えた。浩平の方は見ない。
女子高の制服を着たままテレビを見ている。
「お姉ちゃん、顔が赤いよ。どうしたの?」
「何でもないわよ。」
美香は相変わらずテレビを見ていた。