美術部の青田先生-4
「はぁ、はぁ、はぁ……」
一本目はあっという間だったけど、今度はあたしがいくら腰を使っても全然……それどころか先生が胡坐をかいてあたしを上下に揺らし始めても全然果てないの、15分くらいそのままだったじゃないかな、あたし、感じ過ぎて息が苦しくなって来ちゃった。
「先生……」
それ以上は言わなかったけど、ちゃんと察してくれたみたいで、体を倒して騎乗位にするとガンガン突き上げて来たの。
「ああああっ……だめ、もうだめ……」
本当にこれ以上続けられたら窒息するかと思ったけど、ラストスパートかけて逝ってくれた、あたし、先生の上に倒れ込んじゃった。
でね……やっと息が収まって来て気づいたんだけど、先生のまだ固いまんまであたしの中……二回連続で射精したのは間違いないんだよ、ちゃんと奥の方で受け止めたのを感じたんだから……でもまだ固いの。
「せ……先生?」
「ごめんな、まだ萎まないよ……でもきついよな、もう抜こうか?」
そう申し訳なさそうに言うの。
抜かず二発までならお兄ちゃんや秀男君で経験済み、でも三発はなかった、さすがにキツイなとは思ったんだけど、こんな経験ってそうはできないでしょ? だから言ったの。
「大丈夫です、続けて……」って……。
そしたらね、先生、挿れたままあたしを下にして、腰を抱えて膝立ちになったの……そう、あたしの腰が浮いてのけ反った形の正常位に。
憶えてる? あたし、おへその方に向けてピストンされると弱いの、正にその角度じゃない? 抜かないまんまの連続3本目だし、さすがにちょっと怖くなっちゃった。
「あ、先生、この体位は……ああああああああああっ」
「ごめん、なるたけ早く逝くから」
最初からラストスパートみたいな激しいピストン、でもそれが10分くらい続いたんだよね、あたし、何度も意識が飛びかけた。
3度目の射精を受け止めて、やっと先生のがあたしの中から出て行ったのを感じたけど、あたし、もう全然動けなかった、体がしびれたみたいになっちゃって、そのくせ痙攣は来てるから腰はビクンビクンって跳ね上がっちゃうの。
もうね、脚を閉じる力もなかったよ、抜かず3発、たぶん30分以上は挿れられっぱなし、ピストンされっぱなしだったんだもん……精液も3本分中に出されてたから痙攣のたびにアソコから精液が噴き出してるのがわかったけどそのまま大の字になってた、先生のベッド、汚れちゃうけどしょうがないよね。
しびれが引いて行ったら、あたし縮こまった、痙攣がなかなか止まらなかったから……で、その時ふと思ったんだ、先生が結婚してなくて彼女もいないのはこのせいなんじゃないかって……。
「大丈夫か? ごめん、俺、興奮しちゃうと見境なくて……」
先生、心配そうにあたしを覗き込んでた。
でね、あたし、また思った、あたしってつくづくエッチなんだなって……だって、こんなにボロボロになっちゃってるのに、すごくキツかったのに、終わってみればすごかった、すごく良かったって思ってるんだもん、でもね、さすがにこう言ったんだ。
「大丈夫です……でも1時間くらいは休ませて」って……。
つまり、1時間休んだらまたしましょう、って意味だけど、言い方でずいぶん印象違うでしょ? ま、再開したのは30分後だったけどね……。
絵がひと通り描き上がるまでにもう5回先生のところへ行ったよ、え? 前より3回多いって? だってモデルとセックスの両方だもん、時間かかるよ。
で、その時の絵ね、先生は公募展に出したの、そしたら反響が大きくて……。
結局、先生は次の年の3月いっぱいで学校を辞めちゃった、って言うか教師を辞めちゃったんだ。
公募展に出した絵に高い値がついて、画家一本でやって行く決心をしたの。
だから先生との関係もそこで終わり、あんな絶倫さんにはそうそう出会えないだろうから残念だったけど、あれ以上続いてたら身が持たなかったかも知れないと思った。
別に恋してたわけじゃないしね。
で、春休みに入ったら先生から小包が届いたんだ。
開けてみたらあたしの絵、だけどね、ちょっと不思議だったんだ。
その絵ね、ヌードでも白いワンピースでもなかったの、ティンカーベルみたいな緑色の服を着て背中に半透明の羽が生えてたの、ポーズもスケッチされた覚えがないものだった。
きっとイメージで描いてくれたんだと思う、ちょっと幻想的で、すごく可愛くて素敵だった。
先生とは何度もセックスしたし、そのたびに痙攣が止まらなくなるくらい感じて、よだれ流しながら大の字になってたはずなんだけどね……。
男の人って不思議だよね、思いっきりビッチなあたしに妖精のイメージ抱いちゃうなんてね……嬉しいけどさ。