他人の手-5
「こいつ、いいオッパイしてんだろー?」
「そっスね!もともとエッチな体してんだろうなーって思ってたけど、想像以上にいいカラダしてますね!あ…岳斗さんのセフレに向かって失礼な事言ってすみません…」
「いーんだ。彼女じゃなくてセフレだからな。彼女なら他人に裸なんて見せようとは思わないよ!ハハハ!」
高笑いする岳斗に殺意さえ浮かぶ奈々。手を握りしめてひたすら耐える。
「見たいか?こいつのオッパイ。」
奈々はギョッとする。
「な、何言ってるの!?」
焦る奈々を無視して優希とはなす。
「み、見たいっす…」
優希は生唾をゴクッと飲んだ。
「だってよ、奈々。手を退けろ。」
「い、嫌っ!」
必死で抵抗する。
「見せろって言ってんだよ。俺に恥をかかせる気か?」
「わ、私の恥は…」
「知らねーよ、んなの。嫌なら映像で見せてやろうかな。何の映像がいい?」
「そ、そんな…」
「ハワイに行った時のにするか?」
ハワイの映像と言えば真昼間から人気のないビーチでセックスした映像だろう。ノリノリで嬉しそうにセックスする自分の姿が映っている。そんなのを見せられたら完全にセックス大好きの淫乱女だと印象づけられてしまう。奈々は悩んだ挙句、ゆっくりと手を退かした。
「おおっ…!」
プルンとした形のいい豊満な胸が露わになる。優希は奈々の胸に釘付けだ。顔をニヤけさせながらジッと見つめていた。
「す、スゲェ…!見たかったんスよ、鈴井奈々のオッパイ…。」
「そっか。良かったな。」
「はい。世間では宇垣里美人気が高いけど、俺は断然鈴井奈々派なんですよ!たまんねーっス」
こんな時でなければ嬉しい言葉ではあった。ニヤニヤ胸を見つめてくる優希に、死にたいぐらいの恥ずかしさを感じる。
「立て、奈々。よーく見せてやれ、裸を。」
奈々は躊躇いがちにゆっくりと立ち上がる。
「手を退けろ。後ろに回せ。」
奈々は恥ずかしくて目をギュッと閉じながら手を後ろに回す。
「スタイル、いいっすねー!!いいカラダ♪想像以上っす!」
興奮する優希。
「マン毛もいやらし〜!」
白い肌に茂る陰毛を見つめる。奈々の全裸に興奮した優希は奈々の周りを周回し尻も見る。
「ムッチリしたいやらしいお尻♪たまんねーっす!!」
優希は奈々の裸体を目に焼き付けるように見つめていたのであった。