15-1
幸薄女が逃げるように帰ったあと、僕は紗奈から批難された。されて当然のことをしたのだから仕方がない。反省も後悔もない。飄々とした態度の僕にさすがに苛立ちを感じたのか、紗奈の口調がきつくなった。
「こんなことされたくて言ってるんじゃないの、私は本当に隆君のことが許せなくて…」
紗奈の身体を捏ね回す手を払いのけて抗議されたことに僕は苛立ち、まだ余韻の残る紗奈の身体を拘束し、口を塞ぎ、裏の浪人生を呼んだ。試験も終わり、発表待ちの浪人生は運動を始めたそうで、初めて会った時より体つきが逞しくなっていた。
アイマスクで目隠しをされ、ガムテープで口を塞がれ、哀れにも嗚咽を漏らす紗奈を2人で責め、二穴を同時に犯した。その時には拘束を全て解いていたが、紗奈は抵抗せずに僕や浪人生に自らしがみついて腰を振り、舌を伸ばして絡ませ、唾液を嚥下し、幾度も精液を受け入れた。外が暗くなるまで交互に犯された紗奈は、ベッドではなく床に倒れこみ、そのまま眠った。浪人生が帰ったあと、仕方がないので紗奈を抱えてベッドに寝かせた。隣とは言え自宅に戻るのが億劫だったため、僕もベッドに潜り込み、紗奈の隣で寝た。
翌日は連休明けで、僕は出ても出なくても単位が取れる講義しかなかったので学校を休んだ。トイレに一度起きたが紗奈は死んだように寝ていた。僕は裸だったが、紗奈は体操服のままだ。
布団を剥いでみたが起きない。紐同然のブルマは横にずれて何も守っていない。僕は紗奈のワレメにそっと口をつけ、愛しい恋人にキスするように優しく舌で愛撫した。
「んん………ん……」
寝ていても感度はいいようだ。すぐに中から粘液が滲んでくる。僕も疲れているのか、紗奈を責め続ける気にはならず、そのまま眠った。
昼前にふと目が覚めると、紗奈が隣に寝ている僕に気付いた。僕は目を閉じたまま、紗奈が隣で携帯を見て時間を確認しているのが分かった。夕方から夜勤に行くと前日言っていたのを思い出した。時間的には充分間に合うだろう。
紗奈は無言で僕の身体に密着し、腕に頭を乗せた。僕の寝顔を見ているようだ。僕は寝たふりをしたまま紗奈の方を向き、紗奈の頭を抱くようにして引き寄せた。これが舞だったら…そう思うと、連日射精しているにも関わらず、ペニ○が徐々に膨張し、紗奈のお腹に当たった。
目を開けて見たわけではないが、紗奈の体温が少しずつ上昇していくのが分かった。股間を意識して火照ってしまったのだろう。僕はそのまま寝返りをうちながら毛布を踏み脱ぎ、仰向けになった。
暫く暫くそのままで様子をみていると、紗奈が動き、ペニ○が生暖かいものに包まれた。口に咥えたのだ。舌が絡み付き、上下にスライドし、熱のこもった愛撫をされた。
「隆君、起きない?」
僕は答えなかった。
「大丈夫…よね……」
紗奈は僕の上に跨がり、亀頭をワレメにそっと当て、ゆっくり腰を沈めた。不器用な腰遣いで必死に腰を動かし、時々抜けては再度挿入を繰り返した。そうこうしているうちに、紗奈のピストンが徐々に早くなって来た。オーガズムが近いのだろう。しかし思い通りになってやるつもりはない。
「うーん…」
わざとらしく伸びをし、ゆっくり寝返りを打とうとすると、弾かれたように紗奈は僕から飛び退いて腕の間に収まった。
「今何時?」
「え?あ、え……と…12時前」
かなり動揺しているが言及はしなかった。少しすると、紗奈が浴槽にお湯を溜め始めた。紗奈は独りでゆっくり入りたがっているようだが、僕は無視して一緒に入った。
「あんまりゆっくりはできないよ」
「車で送ってやるよ」
マットの上でローションまみれで紗奈の身体中を弄り、どさくさ紛れで肛門に指を、ワレメにペニ○を挿入し、責めた。
「仕事前なのにぃ…ああぁ駄目ぇ……膝に力が入らなくなるぅ…」
たっぷり責めて引き抜き、ローションをシャワーで洗い流した。下半身は特に汚れているからシャワーヘッドをワレメにしっかり押し当て、水流で直接刺激が加わるようにしてやった。陰核の包皮が捲れて直接あたるのか、紗奈は足を突っ張らせてヒクヒク痙攣しながら泣いた。
昼過ぎに僕は家を出、約束通り紗奈を車で送った。僕も受験前の健康診断で受診したことのある、地元で一番大きな大学病院だった。
「大学病院で働いてるんだ、見た目によらずすごいんだな」
「そんなことないよ、まだ働き始めて2年目だし…怒られてばかりだし」
そんな会話をしながら、病院の駐車場へと入っていった。玄関に近い場所ほど空きはなく、仕方ないので少し離れた病院内の立体駐車場へ走り、その屋上へ停めた。
「悪いな、こんなところに停めたから少し歩かなきゃいけないだろう」
「ううん、助かったよ、ありがとう」
紗奈は車を降り、荷物を取ろうと後部座席を開けた。僕はその瞬間紗奈を押して後部座席に詰め込み、そのまま乗り込んでドアを閉めた。
「ちょっと…何を考えて…時間ないから……やだ…脱がせないでぇ」
脱がせはしないがスカートを捲り、ショーツを横にずらして陰核を舐めた。数分待たずに潤んだ声で泣き、ワレメが開き始めた。
僕はそのままファスナーを下ろし、いきり立ったものを一気に挿入した。
「あぁっ!あんっあんっあぁっんっんっんっ…お願い…今は許してぇ!明日帰ったら何でも言うこと聞くからぁ!」
「本当だな?」
「はい!本当ですぅ!だから……あああっ!」
激しくピストンを続け、10分ほど犯して引き抜き、口に注ぎ込んだ。紗奈は飲み込むとすぐにペニ○を口で掃除し、何も言わずに車を出て仕事へ行った。