14-2
「隆君…やだよ」
年増の女はさぞかし信心深いのだろう。床に散らばっている電マやバイブ、使ってくしゃくしゃに丸められたティッシュの塊、部屋中にむせ返る栗の花のような匂い、こういう場に来ても状況を把握できないようで、まるで異文化の国の家に上がり込んだような顔で固まっていた。若い女の方はそれなりに知識があるのか、僕たちがここでやっていたことの片鱗を悟ったようで、伏し目がちで口をつぐんではいたが顔が赤くほてっていた。
「ここは俺たちの生活する場所だから好きにしていいよな?さっきの続きを好きにさせてもらうから、あんたらは俺とこいつを洗脳してみろよ」
「はっ洗脳なんて…まぁ、どの無教養の人間にはどの宗教も同じに見えるのでしょうけど。ありがたい教典を読んで差し上げるからちゃんとお聞きくださいね」
床に座った年増女は高圧的な態度で教典を開き、神について講釈を始めた。若い幸薄女は既に何かを悟ったようで、チラチラと年増女を伺いながら、それでも心に枷をはめられているからか、家から出ようとはしなかった。
「隆君…お願い…帰ってもらおうよぉ…さすがにこれで私…」
僕は無言で布団を剥ぎ取り、紗奈を年増女の前に引きずり出した。年増女は紗奈の姿を見るなり、破廉恥な、と呟いたが、教典を読み続けた。
「俺のことをずっと君付けで呼んでるが…そういう関係か?」
「申し訳ございません…んんっご…ご主人様ぁ…んあぁっ恥ずかしい…」
ピッチリとした体操服の穴から出た乳輪と乳首をこね回し、身をよじる紗奈を女たちに見せつけた。紗奈は既に芯に火が付き、蕩けた表情になった。どんなに聖人ぶっても人間は欲に負ける生き物なのだ。
僕をご主人様と言ったところから、紗奈は自ら従順になった。足を開き、紐同然のブルマでかろうじて隠れたワレメを、自分から女たちにさらけ出した。僕がワレメの両端を人差し指と中指で左右に開くと、ニチャッと音を立て、ワレメが開き、ラビアがこぼれ出た。
「今ならすぐにでも挿入してやるが…どうする?」
後ろから紗奈の耳元に囁きかけると、紗奈は振り返ってお願いしますと答えた。僕はズボンを下ろしながら立ち上がり、直立したペニ〇にゴムを装着した。若い幸薄女は凝視しながら、正座している太腿をモジモジと動かし、太腿の間に腕を挟み込んでいる。この反応を見る限り、処女ではないのだろう。年増女の方も直立するペニ〇が何年振りなのかは知らないが、音読をやめて驚いた様子で股間に見入っていた。
「あっあああああっ!そっちじゃなくてぇ!ああっ!前でしてお願いぃ!」
紗奈の腰を掴んで四つん這いにさせ、後ろから肛門にゆっくり挿入した。そのまま大きくゆっくりとしたストロークで紗奈の直腸を蹂躙し、堪能した。
「あ、あああ…あなた、悪魔ね!」
「そう思うならあんたの教典でこの女を救ってみろよ」
「あんっ!あんっ!あっあああっ!ご主人様ぁっ!気持ちいいっ救われなくていいからもっとしてぇ!」
年増女は立ち上がり、教典を頭上に掲げて僕を睨みつけた。僕も睨み返しながら紗奈を凌辱し続けた。
「あなた…地獄に堕ちるわよ!必ず!」
「それはあんたの功績か?ならやってみろよ。この女を犯した後でお前らも同じ目に合わせてやるからな」
年増女はこの世のものとは思えないくらいに醜く顔を歪ませ、幸薄女を置いてドスドスと家を出て行った。幸薄女は腰が抜けたのか足がしびれたのか、立ち上がることができずにへたり込んでいた。
「あぁぁぁああっ!それぇ!そこにほしかったのぉ!あっ!いっ!いっ……逝きますぅ!あああああああああああああああっ!」
ペニ〇を引き抜いてゴムを外し、膣穴に挿入しなおすと、紗奈を抱えて床に座り、背面座位で結合部を幸薄女に見せつけながら激しく突き上げた。紗奈はびっくりするほどあっけなくオーガズムを迎え、幸薄女の方に潮を吹いて失神した。
まだ直立したままのペニ〇を引き抜いて幸薄女と目が合うと、女は拳を胸に当てて身を固くし、後ずさりをしようとした。しかし震えているのか、恐怖を感じている割には青ざめるどころか上気した表情でこちらを見ている。
「よく見たら指輪してるな、旦那はこんなことしてるあんたに何も言わないのか?」
話しかけられたのが珍しいのか、驚いた表情をしたが、女はやがて答えた。
「主人も…同じ教団で…もう親の世代からお互いに…」
「本当の恋愛も俗も知らずに生きてきたのか…いや、それならバイブを見て顔を赤くしたりしないはずだが?」
女はその一言で言葉を詰まらせた。さては持っているのか。
「禁欲まではいかなくても、自分ですることすら穢れだよな、あんたらみたいな人間にとっては」
女は俯き、小さくなっていた。
「玄関の鍵閉めてこい」
「え…」
「閉めてからここに来い。内緒で快楽を与えてやる」
幸薄女は驚いて呆けた表情をしたが、床を這って移動し、玄関に鍵をかけた。
「ひゃっ!え?あの…」
四つん這いになった女のツーピースのホックに手をかけ、玄関の上り口で丁寧に脱がせていった。紗奈と違い、乱暴に汚すわけにはいかない。幸薄だが整った顔の哀れな女に、せめてもの『幸せ』を与えてやろうではないか。
「ああああっ!あっ!こんな背徳的な行為…あああん!」
腰を持ち上げて陰核を舐め、すでにヌルヌルになったワレメにほとんど前戯なしで挿入した。
「望んでたのか?あいつらから逃げる方法、あいつらに許されない行為で反抗すること」
「そうです…ああああっ!すごいっ大きいっ!おかしくなるぅ!ああああああああっ!」
どれだけ使っていないのか、紗奈よりも窮屈な肉襞に締め付けられ、僕は屈辱だがあっさり果てた。悔し紛れに女の顔に2日分の濃厚な精液をかけ、幸薄女を汚してやった。