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芽衣の秘密
【複数プレイ 官能小説】

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夫 雅樹との世界 4 夫の変化 新しい世界への序章-3

そう話す芽衣の脳裏に、いきなり、ある光景が目に浮かんだ。

(そうだ、あの時、、、あの部室で、、
 わたしは、真奈美の顔を見ていた。
 それからチーちゃんの顔も。。。

 犯されてる時の女の顔、
 訳が分からなくなったように絶叫している時の顔。
 真奈美もチーちゃんも、終わりの方ではさっきの写真の女の子たちみたいに、
 泣きながらだけど、幸せそうな顔をしていたような気もする。
 あの時のわたしは、どんな顔をしてあいつらに犯されていたんだろう。)

芽衣は、あの部室に鏡があったら、
あるいは、誰かがスマフォで撮影していたらどんなだったんだろうと思うと、
なぜか興奮してきた。
(自分のレイプ映像?
 そんなものがあって、今でもネット上で流されていたら………。)

「相手の男に辱めを受けて嫌がるのを無理やりに、みたいな状況で、
 自分の姿を見させられたことは何度かあったような気はするの。
 でも、良くは覚えていない。忘れたいと思っていた経験だから。」

「でも今は、自分から、改めて見てみたいっていう気持ちなの。
 そう。雅樹に責められながらあんなに素敵な笑顔を見せられるなんて、
 うらやましくもあるわ。
 今更っていう気もするけれど、雅樹の本当の姿を知ったからこそ、
 今の自分自身の本当の姿を知りたいのよ。」

「恥ずかしくはないのかい?」
「そりゃあ恥ずかしいとは思うわ。でもそれだけじゃないと思う。
 でも今を知ることが今までを知ることだし、
 これからを知ることにもなると思うの。」
「わかった。芽衣。君の思いをかなえてあげられるよ。」
正樹は芽衣の肩に手を置き、自分の方に抱き寄せた。

「もうすぐだ。ワインでも飲もう。」
「どうしたの?急に。」
「いや、芽衣の話を聞いていて、これなら大丈夫と思ったんだ。」
「離婚はしないで、っていうこと?」
「離婚するなんて言うことは、少しも考えていないさ。
 ぼくは、これから先、どうしたら芽衣と今まで以上にうまくやっていけるか、
 ということしか考えていないよ。」

「ピンポーン。」
「来たみたいだ。芽衣。すまないが、玄関に出てくれないか?」
「わかりました。今、上着を。」
「いや、そのままでいい。」
「このまま?なんていうことを。誰がいるのかもわからないのに。」

「いや、誰だかはわかっている。ぼくの仲間だ。」
「仲間?いくらあなたの知り合いだからといって、
 こんな格好で応対できるわけないじゃないの。」
「わかった。あまり待たせるのも申し訳ない。
 ぼくも一緒に行こう。」
雅樹はそう言うと芽衣の背中を押しながら玄関へと向かった。

芽衣は抵抗しながらも、雅樹の手を背中に感じ、
その力加減に優しさを感じてもいた。
(ここは、素直に雅樹の言うことを聞こう。
 この人がおかしなことをするはずもないし。)

雅樹がインターフォンの画面でドアの向こうの姿を確認した。
「大丈夫。間違いないよ。」
雅樹はそう言って芽衣を見て頷いた。

芽衣は、勇気を奮って全裸のまま、ドアのかぎを開けた。
【ガチャ】
ドアがゆっくりと開くとそこには縦長の大きな包みをもった一人の男性、
そしてその傍らには、
美しいというよりはかわいらしい顔立ちの女性が笑顔で立っていた。

「早すぎましたか?」
男性は雅樹に声をかけた。
「いや。ナイスタイミングだ。しかもこんな買い物まで頼んでしまって。」
「いえ、知り合いに通販会社の倉庫を管理しているやつがいたもので。
 品物自体の調達は訳ありませんでした。」
「そうか。まあ、上がりたまえ。」

「はい。奥さん、すみませんね。こんな時間に。
 いや、それにしてもお美しい。顔立ちといい、その身体といい。
 こんな素敵なお出迎え、感激です。」
「ほら、玄関先で話すようなことでもないだろ。」
「あ、すみません。ついつい見とれてしまって。
 お話通りの素敵な奥様ですね。」
「ほら、青井君も上がって。」
「奥様。お邪魔します。」

両手で体の一部を隠しながら、
芽衣は恥ずかしさで顔があげられないままでいた。
しかし、ふたりの突然の客は、
何の遠慮もなく、部屋へと上がってきた。

芽衣は仕方なく、夫の後についてリビングに向かった。
ソファーに座った女性の顔を見た時、芽衣は思った。
(わたし、あの女性、どこかで見たことがある。。誰?いつ?)

「紹介しよう。こちら、ぼくの仲間の小野寺君だ。」
「小野寺誠です。初めまして。」
差し出された右手を、芽衣は仕方なく握り返した。
「それからこっちが青井君。」
「初めまして。青井優と申します。」

「これが妻の芽衣です。一番の姿でお迎えさせてもらったよ。」
「いやあ、思いがけずのことで、びっくりと言うか、喜んでますよ。
 こんな早く現実になるとは思っていませんでしたから。」

小野寺と紹介された男性はさわやかに笑うと、隣に座った青井に同意を求めた。
「本当です。わたしもまさか、こんなに早く、
 部長の奥様にお会いできるなんて、思ってもいませんでした。光栄です。」
青井優と名乗った女性も、にこやかに笑った。

二人と夫のやり取りを見ていた見ていた芽衣は、
自分と夫が、裸のまま、この二人に接していることを忘れそうになっていた。

「じゃあ、すまないけれど、それを寝室の方にセットしてくれないか?」
「わかりました。すぐに終わりますから。あちらの部屋ですね。
 ぼくらの準備が終わったら、お呼びします。」
小野寺と青井は、縦長の包みを持って、寝室へ入っていった。


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