合宿再スタート 出逢い改め-1
昼食会場となるレストランの入り口には、真新しいマジックで書き直された、新しい部屋割りと予定表が張られていた。
「あ〜、お腹空いた〜。」
「やっぱり、外を歩くのって、健康的だよね。」
「オレは、お日様の光が眩しくて眩しくて。」
「こんな自然な中、歩いたのってr、久しぶり。」
「でも、ここって、あたしたちの高校のすぐ近くでしょ？
こんな、広いところ、あったんだ。」
「ああ、まるでどこか違う世界に迷い込んだみたいだよな。」
「実は、そうだったりして。」
「あ、みんな、お帰り。ずいぶん早かったね。」
「早いったって、２時間近くたってるでしょ？いくら若いったって、限界。」
「うん。でも、なんかウキウキルンルン気分だったから、疲れはないけどね。」
「どこに行ってたの？」
「それは、ヒ・ミ・ツ。」
「なんだ、それ？」
「愛依も、時間ある時、行ってみるといいよ。ね？」
「ああ。なんだったら、オレが付き合ってやるよ。」
「いや、ぼくが付き合ってあげるね。愛依ちゃん。」
「あら、どうせ行くならあたしとでしょ？」
「あ、新しいの、できたんだ。」
「ひょっとして、書き直したの？」
「愛依ちゃん、凄〜い。」
「いや、急な、変更で、申し訳ない。」
「いいって、気にしない気にしない。どれどれ。。。」
「あっは〜。流星とだ。」
「お手やらカニ〜。」
「わが抜けてるよ。だから、変な言葉に変換されるんだよ。」
「でも、なかなかのセンスだと思います。」
「松センセ。ホント、何かありませんでした？」
「何がですか？適切な評価だと思いますが。」
「俺も、そう思いな〜す。」
「流星君。それって、看護婦さんのことでしょ？いい表現です。」
「松センセーって、国語の先生だったっけ？」
「いえ、イングリッシュです。」
「そういう松先生は。。旬だよ〜。」
「あ、ぼく？あ、はい。よろしくお願いします。」
「旬も、キャラ、少し変わった？」
「いや、ぼくは、ぼくのまま、ですよ。」
「そうかなあ。まあ、もともと、オネエの要素は持ってたからね。」
「で、わたしは誰とよ？」
「鈴は、、倫也だ。」
「う〜ん。そう来たか。。」
「何か問題でも？」
「いや、別に。楽しみではある。」
「ジュンコは、、へ〜、健とじゃん。」
「ホントだ〜。健とだ。」
「・・・」
「どうしたの？気に入らない、とか？」
「あ、いや、と、特に、どうこう、、」
「変なジュンコ。なんか、雰囲気、激変だよね。」
「でも、そういうこともあるんじゃないですか？」
「松先生って、そんなに冷静だった？」
「メガネ、してるからじゃないの？」
「あ、そうだった。メガネ外すと、キャラ激変。」
「そうそう。ジュンコどころじゃないもんね。」
「って、、めがね、してないじゃん。。」
「えっ？あら、ホントだ。してない。。」
「わたしは、いつも、こんな感じですよ。」
「そうそう。松先生は、こんな漢字。」
「良く書けました。」
「おいおい、小学生か？」
「ってことは、愛依は将暉と一緒か。」
「うん。なんか、雰囲気はあってるかも。」
「女子高生と先生、みたいな？」
「あ、言えてる〜。」
「はい。では、皆さん、席に着きましたね。
いろいろ、急に変更して、ごめんなさい。
まだ、何か可笑しなところがあったら、言ってください。
みんなで相談できるものは相談してやっていこうと思います。」
「そうだよ。愛依。一人で責任、負わなくていいからね。」
「わたしもそう思いますよ。中野さん。
あなたは、ここまでで、もう十分すぎるほど、
ご自分の責任を果たしましたから。
今後は、わたくしも、協力します。」
「俺たちもよ。文句言ってねえで、ちゃんと協力してやっからよ。」
「おう、一人でしょい込むなよな。」
「仲良くやろうね、愛依ちゃん」
「(´▽｀)ｱﾘｶﾞﾄ!。じゃあ、いただきます。」
「いただきます。」
《ワイワイ ガヤガヤ ムシャムシャ パクパク ゴクゴク》
「では、ごちそうさまでした。」
「ごちそうさまでした。」
「じゃあ、これからの予定について説明するので、みんな、に集まってください。」
「長野センセ〜い。」
「はい、流星君。」
「オシッコに行く時間を取ってくださ〜い。」
「そう言えば、外から戻ってきて、着替えてないじゃん。」
「あ、結構、汗かいたかも。」
「そう言えば、服、濡れてる感じ。。」
「って、今頃かよ。。。えっと。。じゃあ、着替え、トイレの時間を取ります。
みんなが早めに戻ってきてくれて、昼食が予定よりも早く終わったので。。。
部屋ミーティングの開始時刻は、変更なし。
着替えやトイレを済ませて、ホールに集まってください。
部屋ミーテイングの説明を簡単にしたいと思います。
では、〇時〇分。ホール集合。解散。」
「オーッ！！」