オンナのウラミ-1
「こんばんは。プライム・ゼロの時間がやってまいりました。今夜も古舘次郎と、」
「鈴井奈々がお伝えしていきます。では今日のトップニュースです。自由民立党の中山代表が…」
現在視聴率好調のプライム・ゼロ。古舘次郎の巧みな話術と、凛として落ち着いて原稿を読む鈴井奈々の好感度は高く、同時間帯のニュース番組の中では圧倒的な視聴率を叩き出していた。まだ奈々が復帰して2週間だが、局内でも奈々の評価は高かった。
「あんなオバサン、どこがいーんだか…」
岳斗の部屋のソファに座りテレビを見てそう吐き捨てたのは宇垣里美だ。数重なるスキャンダルでプライム・ゼロをすぐに降板させられた恨みを持っている。そこへ局から復帰を要請され居座った奈々のことが相当面白くないようだ。敵対心剥き出しの美里の隣に岳斗が腰をかけて来た。
「お前が手当たり次第に大物に股を開くから悪いんだろうが?」
「その代わり普通じゃ聞けないスクープ、たくさん引き出したじゃん。」
「やり過ぎたんだよ。だからお前、その大物らに目をつけられたんじゃないか。どうやらリークしたのは秋山康みたいだな?メンバーの恋愛禁止を義務付けておきながら、奴が抱えるメンバー全員と自分はヤッてんのをお前が掴みそうになったからハメられたってトコか。」
「まぁそんなトコだろうと思ったけどね。」
タバコを吸いながらチッと舌を鳴らす里美。今や仕事もなくアナウンサーとして干されている所だ。
「そう言えば、昼間さぁ、MUSOUから電話があったわ。」
MUSOUとは現役や元芸能人をAVデビューさせるアダルトビデオの会社である。干されている里美に目をつけ接触してきたのだ。
「ハハハ!いーじゃん。出ちゃえよ。エレー話題になるぜ?」
「嫌よ。私のセックスをたかが3000円ぐらいのDVDで見ようってのが虫が良すぎるわ?私、そんなに安くないんで。」
「まー、確かにな。お前なら大物政治家の愛人にはなれるわな。」
「愛人になんかならないわよ。妻として迎えさせるし。」
「ハハハ、そうだな!」
そう笑ってシャツの裾から手を入れブラジャーを退かし里美の胸を揉み始める岳斗。
「よくもひょうひょうとすまして原稿読めるわね。実態は浣腸されて喜ぶ変態女のくせに。」
憎しみを込めた視線で画面を睨む。
「まーいいじゃん。上品に笑ってるが、あいつの内心は俺に弄ばれる不安と恐怖でいっぱいなんだからな。まぁどう遊んでやるか色々考えてるから楽しみにしてろよ。」
「分かったわ。」
「よし、じゃあしゃぶれ。」
「はーい。」
里美は岳斗のズボンを下げペニスをしゃぶり始めた。そんな里美の胸を揉みながら、次はどんな事をして奈々を弄ぼうか考えてニヤつく岳斗であった。