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Revenge Porno 〜女子アナ・鈴井奈々〜
【アイドル/芸能人 官能小説】

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オンナのウラミ-6

敵対心剥き出しの里美の姿に気付いても健司は平然としていた。
「おっ!これはこれは宇垣里美さんじゃないですか!その節はどーも。たんまり稼がせて貰って。」
半笑いしながらそう言った健司に食ってかかる里美。
「ふざけんじゃないわよ!あんたのせいでねぇ…!!」
里美がそう怒鳴ると、顔から笑みを消した健司が冷たい声で言った。
「隙があるから悪いんだ。俺は俺の仕事をしたまでだ。これはビジネスだ。俺は依頼人の依頼を忠実に行ったまでだ。何が悪い?」
「だからって…!」
「あんただって食うか食われるかの芸能界に少しは足を踏み入れてんだろ?人をとやかく言う前に自分の危機管理のなさを反省すべきなんじゃないのか?」
「…ちっ」
健司の言う事は間違ってはいない。自分にも油断があった事は否定できない。里美は反論を止め健司を睨んでいた。

「まーまーまー、落ち着けよ。確かにこの人は秋山に頼まれて自分を嗅ぎ回っていた里美のスキャンダルを撮れと命令されて里美を陥れたわけだ。だが今回は、俺達の依頼で秋山を陥れてくれると言ってるんだ。秋山へ復讐出来るぞ??」
「そんな八方美人な人、信用出来ない。」
「俺は金さえもらえれば依頼人は選ばない。今回岳斗くんに大金を提示されてね。断る理由はない。秋山には報酬を受け取った以外の恩は全くないからな。惜しみなく協力するぜ?」
「フフフ、ありがとう。」
健司と岳斗は握手をした。

「今回は秋山側の人間がこっちにいるから楽だよな。」
そう言って莉乃を見る。莉乃は何故か恥ずかしそうに俯いてしまった。
「俺は一回、秋山がメンバーに手を出している現場を見てるからな。宇垣里美を陥れろと言う依頼を受けに行った時、秋山がメンバーを抱き抱えて胸を揉んでる現場見てるしな。それに特別報酬だと言って、そのメンバーを一晩抱かせてくれたし。な?莉乃。」
健司を莉乃の顔を覗き込む。
「…」
莉乃は俯いたまま動かない。

「えっ…?えっ…?2人は顔見知り…?」
「顔見知りも何も、セックスした仲だもんなぁ?」
莉乃は顔を真っ赤にして俯いている。
「でもまぁ今回はお前の味方だ。依頼人を裏切るような事はしない手も出さない。俺は仕事を全うするだけだ。」
そう言い切った健司に美里が言った。
「ちょっと、そう言う問題じゃないんじゃない??あんた、女の気持ちを…」
そう言いかけた時、言葉を遮るように健司は言った。
「分かる気はないね。分かりたいとも思わない。芸能界で生きて行くなら割り切る事を覚えなきゃなんないんじゃねーのか??世渡り下手な奴は消えてくまでだ。生き残る奴はいかに割り切ってのし上がろうかと常に考えてる人間のみだ。違うか?」
「…」
里美は言葉が出なかった。こう見えて健司も芸能界の中に飛び込み、色んな経験をして生き残って来たのだろう。奥深い目を見つめると、決して敵わない何かを感じる里美であった。


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