写真と動画-5
奈々は部屋の中に進む。相変わらず無駄に豪華な部屋だ。以前はこのスターを絵に描いたような部屋に目をキラキラもさせたが、今や嫌味にしか思えない。そして無駄に広いリビングに入ると高級ソファに偉そうに座る岳斗がいた。
「ククク、いかにもヤられに来ましたって感じでいーなぁ。」
ニヤニヤ見つめる岳斗。
「あなたが脱げって言ったからでしょ!?」
「俺はセキュリティチェックするから脱げって言ったんだ。何も裸のままいろとは言ってないし。玄関で服を着てから入ってくればいいだろう。それとも何か?どうせヤルんだから服着るのがメンドクサイってか!?ハハハ!」
揶揄われているのがありありと分かる。
「ホント、ムカつく奴…。」
そう吐き捨てて下着をつけようとする奈々に、岳斗は歩み寄る。
「確かにどうせヤるんだから裸でいいだろ。」
岳斗は奈々の手から下着を奪い取り床に投げ捨た。
「ヒヒヒ、何回見てもエロいカラダだ。見てるだけでムラムラするわ…」
そう言って奈々の背後に回り両手を回し奈々の巨乳をグニュッと掴みいきなり揉み回す。
「イヤっ!止めて!!」
「止めてとか、ねーだろ?これしにお前は俺の部屋に来たんだろ?」
「…」
確かにお茶を飲みに来いと言われた訳ではない。明らかにセックス目的だと知っていて岳斗の所へ来た。それは分かっているが、抵抗なしに好きにされるのは出来る訳がない。岳斗とのセックスはこの世で一番嫌いな事だからだ。
「くくく、人妻になって更にエロくなったんじゃないか?旦那に毎晩ヤられてんのか?」
「大きなお世話よ…!んんん…」
「ククク、旦那にはエロい事いっぱいしてやってるんだろ?自慢のフェラテクで喜ばせてるんだろうなぁ。お前、俺が目を覚ますといつもチンポ咥えてたもんなぁ。俺が寝てる間に勝手にチンポにしゃぶりついてたからなー、よく…」
「や、止めて…」
「そして勝手に跨って寝起きの俺を犯してくれてたよなぁ。腰を前後にクネクネさせてさぁ。」
「イヤっ…!」
耳を塞ぐ奈々に岳斗は奈々がしてきた行為を口にし続ける。
「最後は顔にかけてって絶叫してイクんだよな。顔にぶっかけてやったら嬉しそうな顔して俺の精子を口の中に入れてよー。自分から顔に塗り広げてザーメンパックとか言って笑ってたもんなー。今考えれば、お前、変態だなぁ。」
「止めてってば!!」
耳を塞ごうが、実際に自分がした事だ。自分がしてきた破廉恥行為の記憶が次々と蘇って来るのであった。