リベンジ・ポルノ-2
濡れていない性器に挿入したペニスは鋼鉄のように堅くなっていた。岳斗は奈々を嬲るかのようにゆっくりと腰を動かしながら唇を奪う。
「んんん…、止めてっ…!」
顔を横に逃がし唇を離す奈々。岳斗はすぐさま唇を塞ぐ。
「そう嫌がるなよ…へへへ」
「嫌っ…!」
キスを逃れては塞がれ、塞がれては逃れる繰り返しのあと、岳斗は奈々の首筋に吸い付く。
「このたまらない体…、そう簡単に手放すかよ…。俺はお前の気持ちがいい体が大好きなんだ…。色んな女を抱いて来たがお前の体ほどむしゃぶりつきたくなるような女はいない。お前の体を見ると、無性にヤリたくなるんだよ…。」
「色んな女を抱いて来た…、付き合ってる時にも好き勝手に浮気して…。良くそんな事が言えるわよね、堂々と…」
キッと睨みつける奈々を、むしろ楽しむかのような笑みを浮かべる。
「色んな女を知らなければお前が1番だって分からないだろ?俺はそれを証明する為に他の女を抱いたんだよ。」
「意味、分からないし…!」
恋愛の価値観自体がまるで違っていた事は付き合い始めてすぐに分かった。しかし自分が接して来た中で1番優しかった岳斗に多少の浮気は目を瞑ろう、そう思ってしまった事が間違いの原因だったと今なら言える。別れを切り出した後に豹変した岳斗の本性に気づかなかった自分が愚かだったと痛感している。
「お前だって俺と初めて抱き合った時、彼氏いただろう?」
「そ、それは…もう別れる寸前だったから…」
急に歯切れが悪くなる奈々。大学時代から付き合っていた彼氏と、日々のすれ違いから関係が冷めて来た…と言うよりは多忙な自分に毎晩会いたい会いたいとしつこい彼氏に嫌気が差していた時に岳斗と出会い、そして体を許したのであった。諦められない彼氏がしつこく付き纏って来たが、そのうち諦めたか奈々の前に姿を見せなくなった。
「知ってるか奈々?あの彼氏、俺に会いに来たんだぜ?」
「え…?」
元彼が岳斗に会いに来た事は初耳だった。
「何しに来たと思う?」
「分からない…」
「フフフ、俺はあの彼氏に教えて貰ったようなもんだよ。お前が写メや動画を撮らせてくれる女だって事を、な?」
「!?ど、どういう意味…!?」
「ククク、あの彼氏なぁ、お前と別れないとハメ画を世にばらまくぞと俺を脅して来たんだよ。」
「えっ…?」
「いっぱい持って来たぞ?ハメ画やハメ動画を。お前がオマンコ開いてベッドの上でニコッて笑ってる写真や車の中でチンポしゃぶってる写真、あと大学時代か?教室でセックスしてる動画とか、色々、な?有名人の俺の彼女のこんな写真や動画が流れたら嫌だろう、だから別れろと迫って来たんだよ。」
「な…!?」
元彼の津川輝悦がそんな事をしていただなど知らなかった。確かに別れた直後は裸の写真や行為の動画を流出されないかと不安だった。しかしそのような事態は無かった為、2人の思い出として輝悦の中だけに閉まっておいてくれたものだと思っていた。それだけに輝悦が自分の写真を使って脅しを行なっていた事にショックを受けたのであった。