投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

俺は中村さんとセックスがしたい。
【OL/お姉さん 官能小説】

俺は中村さんとセックスがしたい。の最初へ 俺は中村さんとセックスがしたい。 39 俺は中村さんとセックスがしたい。 41 俺は中村さんとセックスがしたい。の最後へ

第7章 私は岸田さんとセックスがしたい…です。-1

「私は、岸田さんとセックスがしたいです。」
涼子は何の躊躇いも恥ずかしげもなく、自然とその気持ちを言った。だが隆文はそんな堂々と涼子がしたいと言うとは思っていなかったし、自分から誘っても恥じらいながら、うん、とか、ハイ、とか、いいですよ…とか答える事を想像していた。涼子にしてはあまりに大胆な発言に隆文の方が戸惑ってしまった。何よりも涼子の目だ。吸い込まれそうな深い愛情や優しさを感じる。まるで一瞬だけ涼子の体に男性経験豊富な女が乗り移ったかのように思えた。自分とセックスがしたいと言うのだから喜ばしい事だが、隆文は動揺してしまった。

しかしここではぐらかしてはせっかくのチャンスを逃す事になる。それだけは避けたい。ここはいきなり襲いかかるのではくスマートに行こうと決めた。
「中村さん、取り敢えず…キスから始めよっか。」
隆文の言葉に我に返る。自分からセックスがしたいと柄にもなく恥ずかしすぎる言葉を言ってしまった事の重大さに気付いた涼子。
「や、ヤダ…、私…何言ってるんだろ…」
真っ赤にした顔を手で隠す。その瞬間、隆文の手が両肩に置かれた。涼子は心臓が止まるんじゃないかと言うぐらいにドキッとした。
(キス…)
キスだけでもこれだけドキドキしてしまうのに、一体自分は何て大胆な事を言ったのだろうと恥ずかしくて仕方がなかった。

「キスしても…いい?」
穏やかに囁く隆文。涼子はゆっくりと手を下ろし、斜め下に向けていた視線を隆文の目に合わせる。
(あ…)
何かに心臓を撃ち抜かれたような感覚だ。ズキュン、と。それはきっと隆文が放ったハートの矢で恋心を撃たれたのかも知れない。涼子は一瞬にして隆文を愛してしまった。

涼子は頬を紅潮させたままゆっくりと目を閉じた。この感覚は以前どこかで体験したものだ。そう、この感覚、初恋の人と生まれて初めてしたファーストキスの時と同じ感覚だ。愛した人の唇を待つ涼子。隆文の息使いが間近に感じる。もう唇はすぐそこだ。
(来る…)
そう思った瞬間、とうとう隆文の唇が触れ、涼子の唇に重なった。

「んっ…」
涼子は鼻息交じりに小さな声を零す。それは愛する人に愛される喜びの証でもあった。涼子は体がフワフワと宙に浮きそうな感覚になる。浮いてしまい隆文と離れてしまうのが嫌で、両手を隆文の腰に回しギュッと掴む。隆文も涼子の体を抱きしめる。その瞬間、涼子は既に濡れた。気持ちが高まる。徐々に頭を揺らしながら濃厚なキスを交わし始める。涼子も無我夢中で隆文の唇に唇を押し付けるのであった。


俺は中村さんとセックスがしたい。の最初へ 俺は中村さんとセックスがしたい。 39 俺は中村さんとセックスがしたい。 41 俺は中村さんとセックスがしたい。の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前