第7章 私は岸田さんとセックスがしたい…です。-12
「は、早く…舐めて…!」
早く涼子の口に自分のペニスが咥えられる瞬間が見たくてたまらなくなった。痛いぐらいに反り返っているペニスを早く涼子の気持ち良さそうな口で慰めてもらいたくなる。とうとう夢にまで見た涼子のフェラチオだ。隆文は鼻息を荒くしながらそう言った。
「ハイ…」
涼子は両手で大事そうに肉棒を握ると亀頭を口に寄せる。剥け上がった亀頭は涼子の下半身をドクンと疼かせる。オチンチンと言うよりも性器…、生殖器だ。赤紫色の卑猥な部位に胸をドキドキさせながらゆっくりと口を開く。
「ああ…(とうとう中村さんの口に俺のチンポが…!)」
想像以上の感動だ。涼子の唇に挟まれるペニスは幸せそうに感じる。ゆっくりと咥えこまれて行くペニスに目を丸くして、半分だらしなくニヤケながら見つめていた。
(あん、やっぱり大っきい…)
口はいっぱいに開いている。ペニスの3分の2を咥えたあたりで涼子の限界に達した。その瞬間、官能的になっていた自分の意識がフッと戻った。
(ど、どうしよう…、どうやったら岸田さんを喜ばせる事が出来るんだろ…)
ふと自分の経験値が低い事を思い出した。夫はただ咥えて頭を動かしていればいい、みたいな、挿入前のただの儀式のようなものと考えているようで、あれこれ指示をされた事はない。しかし経験豊富な隆文にはそれでは満足させられるはずがない。雰囲気に紛れて咥えたはいいがどうしていいのか分からなかった涼子は取り敢えずゆっくりとスロートしてみる。
「ああ…(中村さんが頭を動かしてチンポにしゃぶりついてる…!)」
涼子の心配とは裏腹に、ただ咥えられているだけで大きな喜びを感じていた。一年間ずっとあの口に咥えられてぇと思っていた隆文からすれば、咥えられただけでも感動モノだ。ニヤニヤしながら涼子の咥える姿を見つめていた。
(み、見られてる…、恥ずかしい…)
熱い視線をヒシヒシと感じる。事務所でこんな事をするだなんて下品な女だと思われていないか心配だった。涼子はひたすらゆっくりとペニスを咥えて頭を動かしていた。
「中村さん…、先っぽ舐めて…?」
「は、はひ…」
隆文から指示が来て少し安心した。涼子は一度口からペニスを出した。自分の涎がべっちょりと付着したペニスを見て顔を赤らめた。そして亀頭を口に寄せ、舌を出す。
「ああっ…く!」
尿道口を下からゆっくりと舐め上げると、体もろともペニスをビグンと反応させた隆文を見て涼子は嬉しくなる。
(こんなに感じてくれるんだ…)
涼子は隆文が感じてくれる尿道口を何度もゆっくりと柔らかく舐めるのであった。