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俺は中村さんとセックスがしたい。
【OL/お姉さん 官能小説】

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第6章 俺は中村さんとセックス、ヤッた!-5

いつものおちゃらけではなく、隆文はいつになく真面目な表現で言葉を並べる。
「俺、正直言って会社の何人かの子達と遊んでるんだ…。初めはやっぱり単身赴任だし遊べる子がいたら毎日楽しいかなって思ってたけど、気付いたのは彼女らと遊んで最終的に何を求めてるのかって考えたら、埋めたいのは性欲じゃなくて心だったんだよね。この歳で一人で部屋にいると、何とも言えない寂しさがあって、家族と離れ離れになる寂しさがあって、それを埋めたいから俺は彼女らと遊んでる事に気付いたんだよね。彼女らの明るさと優しさに守られて、俺は毎日仕事を頑張れる。そう思ってる。」

冷静に考えればズルい男のワガママだが、今の涼子にはその言葉がとても美しく心に響いたのは、自分も夫が単身赴任で不在で、ふと一人になった時に寂しさを感じているからであった。余計、夫の口からは愛情表現は出て来ない。その毎日の生活の中の隙間風は身にしみて分かっていたし、それが隆文の言葉に共感を得たのであった。

「分かります、その寂しさ…。」
切なそうな表情を浮かべた涼子。その寂しさを埋めるにはどうしたらいいか、涼子には分かっていた。その答えを分かってしまった以上、自分の心を満たすにはどうするべきか一つしかない。今までの寂しさが次々と涼子に襲いかかる。寂しさの風に吹かれ冷たくなった体を温めるにはどうしたらいいか…涼子には明確に分かっていた。

涼子は落としていた視線をゆっくりと上に向かわせ、そして隆文の目を見つめた。胸がドキドキする。初恋のような気分だ。もしこれが不倫なら、不倫と言うものは今まで自分が考えていたような、背徳感に溢れ非人道的なものではなく、恋愛の一つだと思えた。不倫は悪…、涼子の中でその概念が音を立てて崩れ去った時、涼子は隆文が好きな気持ちを抑える事が出来なかった。

「岸田さん、私…」
涼子は隆文の心臓を壊してしまいそうなぐらいドキッとさせるような視線で隆文を見つめながら、言った。


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