別章 芽衣の過去 高1の夏-3
ずいぶんあとになってから真奈美ちゃんが教えてくれた。
犯される、乱暴にされる、それが余計に感じる、って。
真奈美ちゃんにとっては、わたしたちと一緒に襲われている、っていう状況が、刺激剤になった、って、言ってました。
えっ?はい。犯されました。
2人とも、です。さんざん抵抗したけど。
さあ、よく覚えていないけれど。。。
全員に、だと思います。それも、何回かずつ。
最後の方は、チーちゃんと抱き合うように向かい合わせにされて。。。
その頃は、体位なんて知らなかったけど、そう、背面座位、かな。
それで、無理やりチーちゃんとキスをさせられて。。。
2人の顔の間に、もう一人の男のペニスがあって。。。
そう、2人で舐めろ、って言われて。。。
そのあと、やっぱり2人とも向い合せで。。。
2人とも、バックからされて。。。
痛くて、苦しくて、いやでいやで。。。
でも。。。
そんな考えとは別に、なんか、体の奥の方が、熱い、というか、、、。。
頭の中と体が、別のモノのようになってきて。。。
訳がわからなくなってきて、
自分でも、あれ、どうしたんだろう、って。。。
で、そのうち、チーちゃんが、必死に歯を食いしばりながら、
「ウッ、ウッ。あ、あ、、あ、い。。い、、いい。。」
声が漏れ聞こえ始めたんです。
「どうしたの?チーちゃん。苦しい?」って、
わたしも、やっとのことで声を絞り出して聞いた。
そう、わたしも、後ろから突かれたままで。
「あ、メ、メい、ちゃ、ん。わ、わたし、、、なん、、か、、」
「えっ?ど、どう、し、、あっ、い、どうし、、、あ、た。。の?」
って。。。
そしたら、チーちゃんの体が、前後に少しずつ動き始めて、、、
(あれ?これって。。。さっきの、真奈美ちゃんの。。。)
そう思ううちに、チーちゃんの動きがさらに大きくなってきて、、。
「あ、ああ、へん、だ、だめ、やめ、て、。だめ、あ、」
そう、チーちゃんったら、さっきの真奈美ちゃんみたいに。。。男の動きに合わせて、自分から腰を動かし始めていた。
チーちゃんは、苦しそうな、というよりも耐えきれないといった表情のまま、わたしに近づいてきて。
「メイちゃん、ごめん、ごめんね。」って、泣きそうな顔になりながら、
わたしの顔に自分の顔を近づけてきた。
わたしは、、、どうしていいか、わからなくて。。。
でも、後ろから突きたてられているものが、わたしの奥に当たるたびに、
だんだんと、全身がピクッてなり始めて.
わたしも、だんだんと、そう、自然に腰が動いてきて。
わたしも、倒れ掛かるように、チーちゃんの顔に近づいていって。。。
2人とも、泣きながら、
「ごめんね。ごめんね。」って、繰り返しながら。。。
それから先のことは。。。正直、あまりよく覚えていないわ。
男たちが、何回か入れ替わったことや、
「うっ、い、いくっ」っていう叫び声みたいなのを上げた後、
男が自分の体をわたしの体に思いっきり押し付けてきて。。。
わたし、自分の体が支えられなくて、床にうつぶせになった。
次の男がわたしのお尻を抱えて、また、挿入してきた。
男は、しばらく動いて、わたしの中に出すと、
わたしの顔を覗き込み、唇にキスをしてきた。
最初、あんなに嫌だった、男の唇を、
わたしは、気が付くと、舐め回していた。
舌を出し、男の口の中にねじ込み、男の舌に自分の舌を絡ませて。。
誰に教わったわけでもないし、TVか何かで見たわけでもない。
女の、本能、なのか。それとも、わたしがおかしくなったのか。。。
そんな自分に気づいて、男の顔を振り払った。
男は、笑いながら、チーちゃんの方へ行った。
チーちゃんは、と見てみると、床に寝転がった男の上にまたがって、
頭を振りながら、
男の体の上で、飛び跳ねるようにして、動いていた。
「いい、いい。」って叫びながら。。。
二人の男が両側から差し出す2本のモノを、両方の手で掴みながら、
自分の口の中に出し入れしながら。。
わたし、そんな4人を見ながら、
気が付いたら、自分の股間に手を当てていた。
中から逆流してくる男たちのザーメンや、自分の汗や、
それだけじゃない、
わたし自身の体の奥から湧き出してくるものを、
全部を一緒に、グチャグチャにかき混ぜるようにして、
自分の割れ目をまさぐっていた。
固く尖った小さな突起を何度かこね回しているうちに、
体中に電気が走って、
そのまま。。。。
どのくらい時間がたったかなあ。。
「メイちゃん。」って呼びかけるチーちゃんの声が聞こえて。。。
2人して、抱き合って、思い切り泣いて。。。
2人だけの秘密にしようね、って。
でも、真奈美ちゃんは知っているし。。。
あの男たちはもちろん、担任の菅野先生も。。。。
明日から。。。そうか。。。
試合に負けて、わたしたちの野球部の夏は、終わったんだ。
明日からは、3日間だけだけど、練習は休みだ。
学校が始まるまではまだだいぶある。
それからのことは、この3日間の間に考えよう。
その日は、それで終わり。
制服に着替えて、顔だけ洗って、それぞれ家に帰って。。。。
「どうしたの?」って聞かれたけど、
「終わっちゃった。」って言って、
急いで自分の部屋に入って、鍵かけて。。。
両親とも、≪夏が終わってしまった≫ことが、よほどショックだったんだろう、って思ったみたいで、その日のことで、追及されることはなかった。
泣きながら、いつのまにか寝ちゃいました。