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俺は中村さんとセックスがしたい。
【OL/お姉さん 官能小説】

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第3章 ただのマスかきオヤジ-8

(あ、ヤベっ…、こりゃ完全に俺が今からヤロうとしてるって疑われてるな…)
空気を読む隆文。そりゃあ無理矢理にでもヤッてしまいたい。2人きりで邪魔する者は誰もいない。しかしレイプまがいに涼子とヤッてしまうのは何か違うと思っている隆文。涼子のイヤラシイ姿は見たいが、悲しむ姿は見たくない。ここでしつこく粘ってヤらせてもらう手もあるが、焦るべきタイミングではないと考えた隆文は、まず涼子の不安を消す事にした。

「ところで中村さん…」
「は、はい…」
キタ…、そう思い涼子は身構えてしまう。
「今からヤラせてくれませんよねー??」
「ダ、ダメ…です…」
いつもみたいに語尾に♪をつけてヤりませんと言えなかった涼子。思わずそう答えてしまった。そんな涼子に隆文はおちゃらける。
「ですよねー♪ハハハ!」
まるで涼子に断られる事前提に聞いたかのような態度を見せる。そんな隆文に意識しすぎていた自分が恥ずかしくなってしまった。

「もう…そーやっていつも揶揄うんですからー!」
頬を膨らませ隆文の膝をポンと叩き照れ隠しをする。
「いやいや、俺の気持ちはマジですよ?ずっと変わりませんから。俺は中村さんとセックスがしたい! ですから♪」
「またぁ、もう…。だから私より若くて可愛くてスタイルいい子、ウチにはいっぱいいるじゃないですかー。」
「若いとか基準にならないから!俺にとってはみんな横一線なんですよ。横一線で見た時に、俺は中村さんとセックスがしたいと思ってるんですよ♪」
隆文があまりにセックスセックスと何気に言うのであまり恥ずかしい会話だと言う意識がなくなって来る。

「私みたいなオバさんとしてもつまんないでしょー?」
「俺、中村さんをオバさんとか、どう考えても思えないし。美人な女としか見えないんすよねー。」
「またまたぁ…」
女である以上、やはり嬉しい言葉であった。忘年会で宣言された時は少し揶揄われてるのかなとも思ったが、段々本気で言ってくれてるのかな、と思い始めていた涼子。その気持ちが強くなるにつれ自分が隆文に気持ちを惹きつけられてしまう事にまだ気づいていなかった。

「さ、あんまり長居すると本当に今からしたくなっちゃうから帰ろっかな!中村さん、家の近くまで送って行きますよ。」
「あ、でも…」
「大丈夫ですよ。無理矢理ホテルに入らないし、車の中でもしませんから!こんないい女、夜道1人で歩いたら危険ですからね!」
「もぅ…。いいんですか??」
「勿論♪」
「じゃあ…お願いしちゃおうかな…」
「オッケーっすよ!でもやっぱり今から…」
「しません♪」
「ですよねー!ハハハ!」
いつのまにか普段通りの姿に戻った涼子は、家までではなく家の近くまでと言った隆文に誠実さを感じたし、自分に危害を加えない人間だと思えるようになった。事務所を出て隆文の車に乗る事に何の抵抗も不安もなかったのであった。


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