第2章 2.5枚目の男。-3
「岸田さん!すみません、クレームがあって…。一緒に先方に行ってもらえませんか…!」
穂花が慌てて隆文の所にやって来た。
「ああ、いいよ?」
「まずは私が何とかします。でもどうしようもなくなったら助けて下さい。お願いします。」
「ああ、任せろ。」
穂花にとっては本当に頼れる上司なのだ。隆文は穂花と一緒にクレーム対応をしに出かけた。
夜20時、クレームも丸く収まり、2人は駅で電車を待っていた。
「穂花、お前成長したな。営業として本当に立派になったよ。」
今日のクレームは穂花が1人で解決出来た。隆文が助ける事は何一つなかった見事な仕事ぶりであった。
「いえいえ、まだまだですよ。岸田さんが一緒にいてくれたから安心して対応出来ただけです。1人だったら泣いてたかも知れません。」
「そんな事ないよ。相手を納得させる話術や振る舞い、良かったよ。感心したよ。」
「いいお手本がいつも近くにいるので♪」
いい笑顔で隆文にそう言った。
「遅くなっちゃったな。飯でも食ってくか?」
隆文がそう言うと、穂花は上目遣いで答える。
「私にお礼させて下さい…。2人きりになれるトコで…」
一目瞭然、誘っている。スーツ姿の穂花は、悪くないな、と思う。そして成長しデキる女になりつつある穂花のスーツ姿は魅力的であった。
(スーツ姿のままヤリてぇな…。燃えるぞ!!)
スカした顔をしながらそう思った。
「いっぱいお礼しますから…。ねっ?」
「わかったよ。楽しみだなぁ。」
隆文がそう言うと穂花は右腕に抱き着く。そして電車に乗り、会社のある駅の2つ前の駅で降り、駅前のラブホテルに入って行くのであった。
「チュパッ、チュパッ、チュパッ…」
下されたチャックからペニスだけを出し仁王立ちする隆文の足元に正座してペニスをしゃぶる穂花。部屋に入るなりの即尺だ。スーツ姿でフェラチオする穂花の姿にはグッと来るものがあった。
「ああん!ああん!ああん!」
お互いスーツ着衣のままセックスする2人。壁に手を突かせて立ちバックで穂花を犯す隆文。穂花にとってはカッコイイ上司との蕩けるようなセックスだが、隆文の頭の中で考えている事はエロオヤジそのものであった。
(スーツ着衣プレイ、最高だなぁ!マジ燃えるわぁ。顔にぶっかけるかなぁ…、いや、スーツにぶっかけてぇ!スカート、スカートにぶっかけてぇな!でも顔にぶっかけてスーツに垂れるってのもいいな…!迷う〜!!)
喘ぎ乱れる穂花を見ながらそう考えていた。
隆文は結局顔にぶっかけてスーツに垂れる精子を見る方を選んだのであった。