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芽衣の秘密
【複数プレイ 官能小説】

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いつものこと 悠一とのこと-2

 駅の改札を抜け、上りのホームへと向かう。
 階段を上るために足を上げると、敏感になったままのクリトリスが履き替えたばかりのパンティーにこすれ、体がビクンとなってしまう。階段を一段上がるたびに生じる快感に、芽衣は夢中になり始めていた。
 (なんか、今までとちがうみたい。欲求不満の塊みたいだわ。)

 階段を一段一段踏みしめて登りながら、芽衣はさっきのことを思い返していた。
 たった1回の絶頂を味わっただけで、いよいよ、これから、、、と思った時の、悠一のあの言葉。。。
 (最近は上手に回避してきたのに、本当に油断だったわ。)

 悠一の問いに問い返さず、芽衣の方から愛撫を加える。それに誘われるように、悠一も、本能のまま、欲望のままに、芽衣の体を犯し、体中をまさぐり、様々な体位で芽衣を責める。
 芽衣もひたすらそれに応じ、何度も絶頂を繰り返す。
 やがて悠一のザーメンを体中、顔いっぱいに浴びたまま、
「ねえ、お願い。もう、今日は許して。」
と頼むほどに、身も心も燃え尽きた状態にされ、悠一にすがるようにしてホテルを後にするのが普通になっていたのだ。

 今日も、もちろん、それを期待して、家を出たのである。

(いったい、なにに対して≪いいかなあ≫なのだろうか。。。)
という思いが、時々芽衣の頭をかすめた。しかし、ホームへの階段の上り下りにさえ刺激を受けるほど敏感になっていた芽衣の体は、悠一の言葉について考えることを停止させ、さらなる刺激を求め始めた。

 思いのほかすいていた電車の座席に座りながら、芽衣はバッグを腿の上に乗せ、両足をしっかりと閉じた。気のせいか、パンティーの下に隠された割れ目の奥の方から、何か生暖かいものがあふれ出てくるような感覚があった。

 向かい側の座席に座った男子学生が、自分の方をじっと見ている。
(もしかしたら、見えちゃうかしら。。。でも。。)
 芽衣はスカートのすそを気にしながらきちんとそろえていた足を少し伸ばしてから、思い切って、足を組んだ。
股間の奥の密着度がさらに高まり、うっすらとパンティーが湿ってきたのがわかる。

 向かい側の学生は、眠ったふりをして体を低くした。
(あの子、わたしのスカートの中を覗こうとしている。。。)
 
 芽衣は少し腰を浮かせ、向かい側の学生の目を意識しながら、ゆっくりと足を組み替えた。
 薄目を開けていた学生の体が、一瞬、緊張したように、芽衣には見えた。
 学生は、足を組み、芽衣と同じように膝の上にカバンを置いた。
(ふふ、同じこと、してる。勃っちゃったのかしら。。。)

 車内は冷房があまり効いていないのか、少し暑かった。
 芽衣は汗を拭くふりをして、胸元のホックを一つ外した。
 そして、襟元を少し広げ、2,3回、首筋から胸元にかけて手で仰ぐようにしてから、手を戻した。恐らく、胸の谷間のラインがギリギリ見えるくらいだろう。
 案の定、向かい側の学生は薄目を開け、芽衣の方を凝視している。

 特急の乗換駅につき、車内の客は一気に減った。芽衣たちが座っている車両は、数人だけである。
 芽衣は周りを見回し、目の前の学生以外には自分に目線が向けられていないことを確認した。
 (大丈夫。あの子だけだわ。)
 芽衣は、背筋を伸ばし、胸をつき出すようにした。そして、膝の上に置かれたバッグの下にゆっくりと手を入れ、スカートの上から右手の中指で、その敏感な突起めがけて指を伸ばした。
 クリトリスを包んだ布地に加わる圧力が少し高まり、刺激はさっきよりも少しだけ強くなった。
 動きを徐々に早く、強くする。その動きに合わせて、膝の上のバッグが上下しているのがわかる。

(ああ、もっと強く触りたい。。。)
 気が付くと、向かい側の学生の膝の上のカバンが小刻みに上下している。
(カバンの下に置いた手は、いったい何をしているのかしら?)
 おそらく、学生の方からも、似たような光景が見えているだろう。
 芽衣は学生の顔をじっと見つめながら、指先を動かし続けた。
 芽衣の呼吸が次第に早くなっていった。
 
(ああ、もどかしい。。思い切ってスカートの中に手を入れ、せめてパンティー越しにクリトリスを刺激してみたい。あの男の子に見られてもいいから。。ううん、見せたいくらいだわ。)
 そんな思いになり始めたころ、電車は駅に着いた。

 芽衣が慌てて手を引っ込めて立ち上がると、目の前の学生も、慌てて一瞬立ちかけた。だが、残念そうな目線を芽衣に向けると、ゆっくりと座席に座りなおした。
 
 芽衣も、どこか名残惜しいような気がして、電車を降り、学生の後姿を見つめていたが、やがてドアは閉まり、電車は出て行った。

 ホームから改札に向かう下り階段は、電車の中と比べ、物足りなさを感じるほど、刺激がなかった。ただ、下から吹き上げる風が股間に当たると、心なしか冷たく感じる。それと同時に、甘酸っぱいにおいさえもほのかに匂ってくるような気さえした。

(いけない。夕飯の買い物、しなくちゃ。。。)
 芽衣は、駅前のスーパーに入った。

 買い物をしながらも、時々商品の前で立ち止まっては、両足をきつく閉じ、股間への刺激を味わっていた。
(ああ、なんとかしたい。。。。でも。。。)
 スーパーのトイレに入って、そこで体の欲求を満たすことも考えた。
 しかし、時間も時間だ。それに、思わず声を出して、周りに気づかれたら、と思うと、それもままならなかった。
 (でも、もし、今、トイレに入ったら。。。ナス?キュウリ?まさか、ゴーヤとか、トウモロコシとか。。。)(思い切ってやってみようかしら。。。)

 携帯を開いて時間を確認する。
 もう、そんなことをしている時間はない。 
 芽衣は、両手に荷物を抱え、スーパーを出た。ほんの少しだけ、後ろ髪をひかれながら。。。
 
 


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