未来が見えない(処女、ちょっとホラー)-2
「や、やめなさい」
土地柄、彼女の希望を叶えてくれるオジサンには事欠かないだろう。しかし、それでは彼女が傷つくのは目に見えている。乱暴に抱き散らかされて惨めな思いをするだけだ。
「ねえ、今すぐエッチすれば間に合うんじゃないの? 私、いつ死ぬの?」
占い師は念を集中させた。
「……不確定要素はありますが、三日以内ですね」
「み……」
さすがにショックを隠せない玲佳。俯いて何か呟いた。
「……」
「え?」
「……抱いて」
「は?」
「抱いてよ、お兄さん。まあまあタイプだからさ、お兄さんでガマンする」