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女らしく
【コメディ 恋愛小説】

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女らしく【02】『デートと仲間と邪魔者』-1

天気は快晴♪全てがオレを祝福しているかの様だ♪

この間、大和がデートに誘ってくれた!

うれしいな♪アイツと休日に遊びに行くなんて久しぶりだ!

おっと…いつの間にか顔がニヤけてる♪

楽しみだ。何処に行こうか?

まあ、何処だろうとアイツが一緒なら楽しいんだけど♪

そんなことを考えていると少し離れた所から、聞き慣れた声がした。

「おーい、マコト!」

大和が来た様だ。

「大和、こっち……だ…」

言葉に詰まる。

オレの見間違えか?
人影が六つある様だが……

「何と良い日なのデショウカ♪」

やっぱり見間違えじゃなかった…

オレの知り合い…というかクラスメイトが何故か一緒にいる。

紹介しよう……

片言の日本語と白衣と絶滅危惧種である瓶底眼鏡をかけたこの男は『アルバート・F・シュタイン』
通称、博士。
性格は極めて分かりやすい………
そう…マッド。

「そうですね、博士!楽しみですね!」

こっちのおさげの少女は『ミリィ・A・シュタイン』。
博士に作られた(?)人造人間で博士の助手兼パートナー。


「こんにちは、マコト」
「御機嫌ようマコト」

こちらの二人組は、『安倍 晴樹』と『奏・V・ツェペシュ』。

小柄だが、澄んだ鳶色の瞳をしているのが晴樹。

晴樹はオレと同じく陰陽師の血筋。
オレと同じか、それ以上の霊力の持ち主。


少々、ヘタレだけど……

その晴樹のパートナーが奏。
ヨーロッパでは有名な吸血鬼の一族。
きれいなブロンドの髪と日傘、貴族っぽい喋り方が特徴。

オレの親友……だと思う…

「お姉様ぁあ!!!!」

うっ…詩乃……

向こうから凄い勢いで走ってくるのは『狗塚 詩乃』。

種族は人狼。
カチューシャに似せているが、ちゃんと犬耳も付いている。


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