第 5 章-4
有希子は不安そうな顔をし、美しい顔は眉を寄せ、
オドオドとした様子が私の加虐性の心を燃えさせる。
始めての調教に緊張しているのだろう。
「どれ、そろそろこのバイブを取ってやろうかな」
「はい、ご主人様、お願いします……」
有希子がほっとしたのも束の間だった。
私が膣の中に入っているバイブを抜くと有希子は身体を震わせた。
すでに感じているので膣は濡れており、するっとバイブはすぐに取れた。
「これで終わりではないからな、有希子」
「は、はい」
私の右手には別の電動式のバイブレーターが握られている。
それを持って再び、膣の中に入れるのだ。
「今度は少しは太いが、これをお前の中に入れてやる」
「あぁ……ありがとうございます、でも凄いです、ご主人様」
私は左手で有希子の腰を抱え込み、右手にバイブを持ち、
スイッチの入ったバイブをゆっくりと有希子の膣にあてがった。
バイブは鈍い音をさせ、生き物のように首を振り動いている。
振動と音が今までに入っていたものとはまるで違う。
「あん、いやらしい音です、ご主人様」
「今からゆっくりと楽しませてやるぞ」
「は、はい」
私はバイブレーターの先で有希子の陰唇を押し広げた。
すでに膣の周りはしっとりと濡れていたので、
開かれた陰唇は妖しく光っていた。
膣の中に入れる前に、
豆粒のようなクリトリスをバイブの先に触れさせた。
「きゃ!」と有希子は叫ぶ。少し突いただけで有希子は狂い出した。
「だ、だめですご主人様、そこは……」
その部分は女にとっては最高に感じる場所でもある。
そこから滑らせるように私はゆっくりとバイブを膣の中に入れた。
「あん……」
バイブはゆっくりと膣の中に入り込んでいく、
そのたびに有希子は身体を震わせ逝きそうになっていた。
私はそこでバイブのスイッチを止めた。
有希子が逝きそうになってきたからだ。
「あう……」と有希子の吐息が漏れる。
「逝かせてください、ご主人様」
「まだ、ダメだ」
「あん、意地悪です、ご主人様!」
私は今までの有希子の淫らな姿をデジカメで撮り続けていた。
始め有希子は気にしていたが、
流れの中でどうやらそれも気にならなくなってきたようだ。
私は内心思った。
(これはいい写真が撮れるぞ)
逝きたいのに逝かせて貰えないもどかしさに、
有希子の豊満な身体は悶えていた。
汗ばんだ白い肉体は淫獣のように私を興奮させる。
そんな有希子に接している私のペニスは勃起し
パンツのなかでさっきからビンビンになっていた。
「そのままで部屋の中を歩いてこい、落とすなよ、
落とさなかったら逝かせてやる」
「あぁ、まだなのですね」
「そうだ」
「有希子は、ご主人様の言いつけを守って、もう少し我慢します。」
「よし、行ってこい」
逝かせて貰えないもどかしさに、有希子は髪の毛を乱しながら、
狂いそうになっている。