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sleep paralysis
【ホラー 官能小説】

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金縛り-5

(ひあっ!!)


泉は声にならない悲鳴を上げた。


首筋を何度も行き来していた唇が、突然脇の下に移動したからである。


今の泉は全裸でなおかつ大の字状態。「何か」の目的が泉の考えているようなことであれば、彼にとっては非常に好都合な格好なのである。


「……っく」


「何か」の舌が脇を丁寧になぞる。


くすぐったがりの泉にとって首筋もだが、脇の下も攻撃されるととてもまともじゃいられなくなる。


(ああんっ!!)


左右の脇を交互に責められながら、今度は乳房の頂を爪で軽く引っ掻かれる感触があった。


(あっ! ダメッ……ダメ……!!)


なのに声も出せない。抵抗も出来ない。


脇をなぞる舌はそのまま脇腹を伝って、また戻って。


その一方では泉のふくよかな胸が形が変わるほど揉みしだかれたかと思えば、乳首を優しくコリコリと転がされ。


そのしつこくも濃厚な愛撫に、泉の中ではいつのまにか恐怖心はしぼんでいったのである。




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