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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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あなたは皆と‥‥。(4)-2

「うん、まあ、それはそうなんだけど‥‥」
 白香は言う。聞くとなんでも、あの片桐という男に教えてもらったそうだ。プレイ自体はほとんどせず、放置状態だということだったが‥‥。あっという間に「決戦」の嘘を見抜いたわけは、これでわかった。魔女ではない。ほんの少しでもすでにプレイ済みならば、ゲームシステムの飲み込みは容易にできるだろう。
(それはいい、それは‥‥。だがしかし――‥‥)
 だがしかし鋭敏な蒲生白香は、目を理知的に光らせ、核心へと迫ってきた。あなたにとって、近づいてほしくない核心へと――。
「――なんかさ、このゲームのキャラデザ――キャラのデザインの人、別のゲームか何かで、見たことあるのよ‥‥」
「パソコンでやってた、あの冒険のゲームやつでしょ?」
「あ、うん‥‥。あれも、画面出してただけで、プレイはしてないんだけど――あのRPGの他に、もっとエッチな感じのやつがあった気がするのよ。それも、大人っぽい、お洒落なエッチさじゃなくて、わたしでさえ思わず『うわぁー』って言いたくなるような、人としてかなり恥ずかしいセンスのやつが‥‥」
「ふうーん。――まあ、お姉ちゃん、研究のために、いろいろ見ているもんね」
 首を傾げる長姉の横で、桃香が説明してくれた。なんでも白香は、映像や漫画の研究のために“ブルマと体操服の女の子がかつやくするゲーム”をはじめ、エッチな画像を見ていたりする、ということだった。
「‥‥‥‥」
 とにかく、白香は照れながらスマホを返してくれた。羞恥心など存在しないものとあなたは思っていたが、どうやら表現活動に関することが、弱みとはいえないまでも、この女のツボらしかった――返しながら聞いてきた。
「わたしたちのこと、怒ってる? 海田くん」
 あなたは、スマホのスイッチを切った。白香のことだから、スマホを胸の谷間に挟んで、
「じゃあ、返してあげる。ほら、取ったら♡」
とか嬉し‥‥い、いや、けしからん真似を、してくるんじゃないかと思っていた。期待が外れて拍子抜けしたこともあり、あなたは何も言い返せず、スマートフォンをしっかりしまい込みながら、
「いや、別に‥‥」
と、ぼうっと答えるしかなかった。怒りが無い、というより、精神的な疲れに襲われ、無感情になっていた。性欲なのか悪戯心なのかはわからないが、白香の内部なかでエッチな火は消えてしまったのだ。白香がそうなら、桃香もならうだろう。あなたはもう、この姉妹からおっぱいサービスを受けられないのだ。つまり、玄関のドアを開けてこの家から退出し、すごすごと帰ってゆくしかないのだ――退屈でつまらない日常へと。
「なんかつまらなそうだね、お兄ちゃん」
 桃香に言われるまでもなく、そのとおりであった。
(だが、まあ、しかたがない‥‥)


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