3-5
「あうっ!!!」
舌による愛撫でトロンとした顔つきになっていたみかげの瞳が大きく見開いた。
「も、ダメだ。みかげのそんなエッチぃ声聞かされ続けて我慢出来ねえや」
「ああっ……雅也、嬉し……」
震える手が俺の両頬を包む。見ればみかげが微かに笑みを浮かべていた。
その弓なりに細めた目尻にキラリと涙が浮かんでいて。
その涙を見て、初めて俺はみかげの気持ちに気付いたのだ。
あんなイタズラ電話をしてきたのは、単なる欲求不満だからではない。
みかげは俺を好きだから。俺に抱かれたくてあの電話を掛けてきたのだ。
決して誰でもよかったんじゃない。俺だからあんな恥ずかしい声を聞かせてみたかったのだろう。
込み上げる思いをぶつけるように、俺は深いキスをしてから
「みかげ……お前の身体は俺のモンってことでいいな?」
と訊ねると、彼女は顔を赤らめて頷くのだった。
「あー、みかげの締め付けやべえ」
ゆっくり腰を動かし始めると、みかげの眉根が美しく歪む。
「ああ……は、恥ずかしい……」
「恥ずかしいよな、さんざん俺にお前の恥ずかしい所見られて触られて舐められてんだから」
「そ、そんなこと言わないで……」
「いや、俺はいつもお前の身体のこと思い浮かべていたんだ」
あの電話で始まった、歪な関係。
みかげとわかる前はどこかの清楚な女の子のことを想像してはいたけれど、こうしてみかげの身体を目の当たりにした今では、そんな想像はもはやどうでもよくなっていた」
「うーん、胸は小さめだけど、それもまた可愛くて……何よりここがすげえエロくて気に入ったぜ」
「やっ……!!」
「毛も薄めで俺好みだし、クリもちょっと大きめでエロい。何よりここからヤラシイ液体でビチョビチョにさせて……みかげのココ、超ヤバイ」
「や、やだあ……」
「ほら、こうやって動かせばお前の中のが絡みついてくんだぜ? 見ろよ、もう俺のなんてマン汁まみれで太ももまでヌルヌルする」
「いや……ああ……」
恥ずかしさのあまりに顔を真っ赤にして首を横に振るみかげだが、俺の言葉にいちいち反応するかのように、膣内からはとめどなく淫蜜が溢れてきた。
みかげの鳴き声、みかげのよがる顔、そして理性を狂わせる魅力的な肉体……彼女の全てが、俺を限界に導き始めていた。
みかげの両膝を掴みながら、腰を打つスピードが加速していく。
こめかみに浮かぶ汗が重力に負けて顎の所で滴り落ちる。
みかげの声がどんどん大きく激しくなる。
それでももう少しこれを味わっていたいと歯を食いしばる俺だったが、
「あああっ!! 雅也ぁっ……もう無理!!!」
と、みかげの達する瞬間を少しだけ確認した俺は、次の瞬間には頭の中が真っ白になって、彼女の激しく上下する腹の上に欲望を放っていた。