3-3
それから数分もしないうちに俺たちは生まれたままの姿で互いの身体を求め合っていた。
みかげに何度もキスをしながら、優しくその滑らかな身体に手のひらを滑らせていく。
小ぶりの胸も、引き締まった腹筋も、細い二の腕も、俺の手が這い回る度にみかげは切ない吐息を漏らしている。
「ああっ……雅也……」
そんな湿った吐息が色っぽくて、劣情を駆り立てるものの、あの電話越しの切羽詰まった声ではない。
やはりここを触らないとダメらしい、と脚の間に手を伸ばすと、
「はあっ!!」
と、彼女は背中を仰け反らせた。
「みかげ……やっぱここ触って欲しかっただろ?」
「やっ……雅也。恥ずかしいよぅ……」
あんなイタズラ電話をする度胸があるくせに、いざ俺に触られると恥ずかしがるみかげがウブに思えて、思わずクス、と笑ってしまう。
「……みかげ、可愛いな」
「雅也……」
テレフォンセックスを楽しんできたみかげとのギャップに、愛おしさがこみ上げてきた。
「遠慮すんなよ。俺、みかげの歌ってるパワフルな声も好きだけど、感じてる可愛い声も大好きだぜ? ほら、こんな風に」
そうして、汗ばんだ脚の間、秘裂に指をクプ、と滑り込ませると
「ああんっ!!」
と、大きな嬌声が上がった。
「やっぱ、ここだったか。みかげのイジメられたかったとこ」
「あっ、だ、だめっ!! ああんっ!!」
「いい声出すねえ。すっげそそる」
「ああ……そんなっ……」
「ついでにここもいい音させてんじゃん、ほら」
すっかり彼女の蜜でドロドロになったヴァギナは、指を抜き差しする度に絡みついて恥ずかしい音を立てていた。