3-2
「何言ってんだよ。本当は俺とヤりたくてたまらなかったくせに」
「は?」
すっとぼけるみかげだが、顔は赤らんでいて全く説得力がない。
そりゃ、俺にあのいやらしいイタズラ電話を掛けているのがバレたのなら気まずい部分もあるだろう。
それに俺もあの電話ではかなり大胆になってしまったから、電話の件に触れるのは、気恥ずかしいところもある。
だが、確かなのは、みかげは俺にあの声を聞かせたがってるってことだけで。
ならば俺がみかげをたくさん鳴かせてやるのが、彼女の望みでもあるのだ。
「ま、そんなのはどうでもいいや。俺はみかげのやらしい声聞きてえんだよ」
「ちょっと、それってどういう……」
再び俺はみかげの唇を塞いで、そのままベッドに押し倒した。
そして、抵抗するみかげのジャケットをなんとか脱がせ、床に放り投げると、彼女の身体に跨って、胸元の空いたTシャツの中に手を入れた。
「やっ!!」
目測通りみかげの胸は小振りで、俺の手のひらにすっぽり収まる程度。
その可愛らしい胸はブラジャー越しでもはっきりわかるくらいに、速く脈打っていた。
もはや理性を無くしてしまった俺は、必死で抵抗するみかげにディープキスをした。
「んっ……く」
俺の舌の侵入を拒むみかげ。
しかし、ブラのホックを外して手探りですでに固くなった乳首を軽く爪で何度も引っ掻くと、キツく閉ざした唇がふと開いた。
そして、その隙を見逃さなかった俺は、舌をついにみかげのそれと絡み合った。
みかげの滑らかな頬を撫でながら、舌を絡めていくと、彼女の抵抗する力がどんどん抜けていくのがわかる。
そして、おずおずと自分も舌を動かし始め、みかげの細長い指が俺の顔を撫で始めた。