飛散する愛液-1
8.飛散する愛液
いつもの射精とは違った感覚の不思議な絶頂感だった。そして精液を出し終わった後も両足を硬直させ、博康は足の震えを止めることができなかった。
カロリーネは、ザーメンを飲むのを以前一度経験したことがあったが、博康のザーメンがスウェーデン人のものと違って匂いも塩辛さもあまりないことに驚いた。
「あー気持ち良かった…」と思わず正直な満足感を声に出す博康。
カロリーネの方は、自分の口の中で果てた博康のペニスを放すことなくやさしく舐め続ける。 そして口の中に広がった博康のザーメンの最後の一滴までも喉の奥に飲み込んだ。
暫くして博康は、やっとのことでカロリーネの口から萎えたペニスを引き抜いた。
「どう、気持ちよかった?」と聞くカロリーネに対して博康は「あーもちろん。今までに経験したことが無い位、最高に気持ちよかったよ」と答えた。
「それじゃー今度は私も満足させて」とおねだりするカロリーネに「もちろんだよ」と博康は答えた。
2度続けてオルガスムスに達した後で、性欲も減退するほどの満足感に酔いしれていた博康。 けれども先ほど「自分は他の男達とは違って相手も満足するまで尽くす」と豪語したことを思い出した。
早く休んで眠りたい衝動を抑え、博康は横になったカロリーナの股間に再び顔を埋め、彼女の陰部に沿って舌を這わせた。
先ずは綺麗なピンク色のむき出しのクレパスにそって舌の先でやさしく舐める。同時に左手で彼女の決して大きくはない乳房を揉みほぐしながら、右手の親指を使って彼女の興奮で赤く染まったクリトリスをマッサージする。
博康のそんなテクニックにあえぎながらカロリーネは以前よりももっと激しく両足を硬直させ「あーだめだめだめ」と大きく悩ましげな声を発している。
博康は以前に日本のエロ雑誌で読んだことのある性の技巧を試してみたい衝動にかられた。
右手の親指でカロリーナのクリトリスへのマッサージを続けながら、人差し指、中指、薬指の3本の指全体を彼女の綺麗な膣口に挿入した。そして3本の指の腹で彼女の膣内の天井部分のひだを強くマッサージする。そしてますます力を強め指でのピストン運動を繰り返した。
そんな博康の性の技巧に驚きながらも、5分ほど大きなうめき声を上げた後でカロリーネは、突然膣内部から透明の液体を勢い良く飛散させた。そして同時に両足を硬直させ激しく痙攣し続ける。
彼女のヴァギナからほとばしった透明の液体は、博康の顔、そして頭を越えて白いベッドシーツにまで飛散し、辺りを一面びっしょりに濡らした。
「オーネイネイ(あーだめだめ)」とうめき声を発しながら、カロリーネまるでひきつけたかのようにヒクヒクと足の痙攣をいつまでも続けた。
しばらくベッドに横たわりオルガスムスの余韻を満喫した後で、カロリーネは我に返ったように愛液で濡らした周囲を見渡す。
そして博康に向き直ると、「ごめんなさい。こんなに周りを汚してしまって。こんなの初めての経験で、何でこんな濡らしたのか、自分でも分からないわ」と謝る。