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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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桃香語り(8)-2

 世の中は、公平じゃなきゃいけません。
 うちではいままで、白香お姉ちゃんが得ばかりしてきました。わたしは、それを正したいのです。
 例えば、部屋です。白香お姉ちゃんだけがひとり部屋、わたしと紅香お姉ちゃんが同じ大きさの部屋を共同で使うというのは、あまりにもおかしいです。部屋の広さ自体はけっこうあるので、ふたりでも不便ではないのですが――逆に言えば、白香お姉ちゃんは、同じ広い部屋をひとりで使っているのです。なんだか、許せません。
 だからわたしは、これを機に、部屋を交換させることにしました。いままでの白香お姉ちゃんの部屋にわたしが入り、白香お姉ちゃんは紅香お姉ちゃんと一緒の部屋に。初めての個室はじゅうぶんに広く、わたしはとりあえず満足でした。
 調教のことなど、悪巧みにも便利です。部屋で、白香お姉ちゃんが描いた――。
(――なんだか、スゴいイラストも見つけちゃったし。うくくく‥‥)
 まあ、それも盛り込んだメニューをひとしきり考えた後、ふっと、
(なんか、思ったよりさみしいかな‥‥)
なんて思ってしまい、ひとりぽつんと取り残されたような気持ちになってしまいました。さっきのブレーカー落ちで、いつかの停電のときのことも思い出していました。頼りになる白香お姉ちゃん‥‥。それで、
(やっぱり、元に戻そうか――。そしてまた、三人で仲よく楽しく‥‥)
等と魔がさしてしまいましたが――振り払いました。
(だめだよ、桃香。ここは強く行かなきゃ‥‥! 三人で仲よく楽しく――? 単に逆戻りになるだけ。あなたにはまた、馬鹿にされる毎日が、日常が、待ってるんだよ‥‥!)
 ――片桐さんからは、純白のパンティー以外にも、いろいろ道具を用意してもらっているところです。
 まず、ろうと。それから‥‥。
 片桐さんは、わたしに話してくれました。あのさいいんよう液の、特別版があることを‥‥。
「この間、白香クンにその話をしたかったんだけど、聞いていないようだったんで、やめたんだよ」
 片桐さんは、本当に残念そうにそう言いました。が、わたしにしてみれば、そのおかげでそれを白香お姉ちゃんに使えるんですから、ラッキーというものでした。下手をすればわたしの調教に使われるかもしれなかったのですが、その点を抜きにしても、やっぱりわたしや、あるいは紅香お姉ちゃんよりは、白香お姉ちゃんがてきにんだと思うのです、わが蒲生三姉妹では。
「まだテスト用‥‥というか、効能は不透明でね。いや、危険はない。ないけれど、肝心の効能は――あ、わかるかな。効き目、だね‥‥。効き目は、未確認なんだ」
ということでした。


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