折檻、という名の調教-1
二人の教師が去った体育用具室。荷作用の結束バンドで縛められた手首を背中でじりじりとこすりあわせるが、柔肌に食い込む痛みが残るだけだった。右足首に食い込むビニールロープが天井の剥き出しになった古びた鉄骨を伝い、こんがり日焼けした肉付の佳い豊満な身体に似合う右足が天に向けて引き上げられる。片足だけを吊り上げられた麻理亜はブルーの水着姿のまま、バレエでも演じたかのようなポーズに固定された。開脚された股間に、ただでさえ肉体に密着するスクール水着が食い込み、12歳の恥丘をくっきりと浮かび上がらせた。麻理亜自身、体操クラブに入会し、日頃肉体の柔らかさには自信があるので、苦にはならないが、この時はまだ怖さと微かな羞恥心があった。
『山本さんは少し反抗的な女児で…中学進学後が心配です…』
『協調性が足りませんね、麻理亜は』
先ほど、荻野、そして海斗の二人は口裏を合わせたように、麻理亜を問題児としてあげつらった。その裏には教師たち三人の『大人の事情』があり、それぞれの思惑・陰謀が麻理亜を淫らな坩堝へと誘おうとしているのだった。一方、ココ毎日魅惑の水着に包まれた肢体をプールサイドで見せつけ、同級生男児を何人勃起させたかカウントしている12歳の乙女も、この危機的状況に恐怖は無論だが、妖しげなときめきを覚えているのもまた事実の様子で…。
(や、やだ…。わたしってば、このバーコード禿に捕まって、こんなカッコさせられて…見られてるのになんだか…マジで濡れてきてるし!)
聡明とはニュアンスの異なる、それでも世慣れた感性は発達している麻理亜。自分の肉体が同年代の少女よりも、男たちの欲望の対象になる事実をとうに察し、整理的に受け付けないはずの男から邪なまなざしを受けることに密かな快楽を見出しつつある自分にも気が付き始めている。
当然自分が受ける仕打ちを覚悟していた麻理亜だが、もうほとんど恐怖は消え去っている。
(来たッ、やっぱり!!…松永って…絶対ロリだと思ってたけど…)
麻理亜は、吊り上げられた右足のつま先の指を握りしめ、密かな悦びを堪えた。幼い女陰に走る甘い痺れを、視界の下で蠢く教頭のバーコード頭を見下ろしつつ唇を噛み締め、悦楽を知り尽くした女の様な表情を彫の深い少女の貌に浮かべる。スクール水着の布地の上からでも、いっぱいに開かれた秘裂に浮かび上がる恥丘を丹念、かつ執拗に舌で愛撫される。それだけで、不可抗力な自分の置かれた状況と相まって信じられぬほど淫らな感覚を呼び起こされてしまう自分がいるのだ。それでいて、どこか麻理亜は、松永に対して『上から』な視線を向けてしまう。
(エロいよ、松永…。超エロい…。でもいいかも…。松永みたいなオジーちゃん、相手してくれる女の子なんていないっしょ…。…つまりコイツにとって、私にこんなスケベな悪戯をできるなんて、童貞の男子がアイドルとエッチできるくらい嬉しいってことだよね)
そう思うと、精一杯この変態教師の思惑に敢えて嵌り、卑猥な折檻に身を委ねることに抵抗はなかった。
が、そこは所詮小学六年生の女児だ。曲がりなりにも性体験を持ち、少女への猥褻という密かな余罪のある松永の手に堕ちた麻理亜は、その多淫な肉体的質と相まって、敢無く幼いオーガズムをいい様に弄ばれる羽目となった。こりこりに隆起した少女の陰核をさらに嬲られまくると、もうそこからはいっぱしの売女よろしく、嬌声を上げっぱなしだった。
「あ、あッ…ああーーッ…く、くくッ…くうぅぅ〜〜ッ…」
ネイビーブルーのトライアングルは、見る見るうちに幼くもふしだらなラブジュースを噴出し続ける。絶え間なく淫らな汁が布地に浮かび上がるたび、初老の聖職者ならぬ『性職者』となった松永の舌遣いで、淫靡な雫をぬぐい取られ、その甘い摩擦に恥肉をヒクつかせる始末だ。
「麻理亜…、お前はほんとに12歳かね? どこまでふしだらでスケベな娘なんだ…。あぁ、このマン汁の味…水着を通して匂うマンコの香りが、これまたもう…む、むぐぐ…」
教え子の聖なる部分をむしゃぶりつく様に、口で愛撫し続ける変態教師。