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明らかに声のトーンが変わった。
『あはぁっ!! あんっ、いやあっ!!』
すげえエロい声……。
俺もペニスをしごくスピードが速くなる。
「バイブでマンコ掻き回されて、そんなエロい声出してんのかよ、変態女」
『あっ、あっ、あっ……は…あ』
この女は電話の向こうで一体どんなエロい顔してオナニーしてるのだろう。
「裸なのか?」
『んっ……うん……』
「どれくらい濡れてる? スマホをマンコに近づけて、クチュクチュ音立ててみろ」
するとバイブを一旦抜いたらしく、モーター音が途切れた。
そして次の瞬間、激しく指でヴァギナをかき混ぜる音が聞こえてきた。
クチュ、クチュ、と指に糸を引いて絡まるような水音が聞こえてくる。
自然と生唾がこみ上げてきて、ゴクリと勝手に喉が動く。
「すげー濡れてんな。そんなんじゃイキたくて我慢できねえだろ?」
『やっ、あっ……』
「バイブ使って、イケよ」
一瞬向こうが息を飲んだような気がしたが、構わずに続ける。
「イク時のエロい声、俺に聞かせろ。もうこっちも我慢の限界なんだ」
激しく上下する右手に、パンパンに張ったペニスはもう爆発寸前だった。
「……一緒にイこうぜ」
素性のわからない女とテレフォンセックス。
相手はもちろん変態だが、それに乗った俺もまた相当のものかもしれない。
だが、可愛く喘ぐエロい声を聞きながら行うマスターベーションは、一人で行うそれや、かつての恋人と交わった経験と全く異質なもので、危険な香りがするからこそ、余計に気持ちが高ぶっていた。
『ああっ!! ひああん!!』
「バイブ挿れたか? それじゃそれを抜き差ししろ。俺に犯されてるって思いながらな」
『あっ……ダメ……ああっ、ああっ……』
「いいか、脚を思いっきり開け。そしてバイブ出し入れする音を聞かせろ」
すると女は素直に従ったのか、喘ぎが少し遠ざかり代わりにモーター音が大きく聞こえてきた。