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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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白香語り(1)-1

 わたしは服を脱ぎ、リビングのスタンドミラーの前に立った。
 黒のブラジャーとパンティーに身を包んだ、けっこうな上背の豊かな胸の女のほぼ全身が、十分な高さと幅の長方形の鏡面に映っていた。このミラーは、プロのスタイリスト等が使う特別な品だ。特注品ではあるが、いちおう市販もされている。わたしはネットでこれの存在を知り、購入した。
 お金は「研究室」に出してもらった。ただ、あの研究室が単独で存在するものではないことを、わたしは知っている。だから、あのお金の元は、東島財団から出ているのだろうと当たりをつけてもいる。大人の世界の仕組みを、わたしは多少は理解しているのだ。少なくとも、妹たちよりは。
 黒いブラの精緻な刺繍が、鏡にも映っていた。黒地の細密な刺繍は、見ているだけでも楽しい。うふふ、と密やかに笑いたくなる。オトナの愉悦を感じる。わたしは、その黒ブラに手をかけ、そっと、剥いてゆくように外していった‥‥。
 ぷるん。
 いや、ぶるるん、かな。――そう音がしたわけではないが、してもおかしくないくらいの美巨乳が、鏡内に現れた。
 美巨乳。自分で言うのもなんだが、そう形容して差し支えないだろうと思う。トップサイズが一〇二、アンダーが六九。これに、ウェスト六三、ヒップ九二のナイスバディ。自分で言うのもなんだが(しつこいから、もう繰り返さない)そこらのグラビアアイドルに負ける気は、まったくしない。これが、このわたし、蒲生白香の武器だ。脇に置いた編籠に黒ブラを入れ、そっと自分の胸に手を伸ばすと、鏡内の人間も同様に、大きく盛り上がった彼女のJカップの乳房に手を伸ばした。
「ン‥‥♡」
 乳首に触れると、軽い刺激があった。そのまま指でくりくりと転がした。
「ンンン‥‥!」
 わたしは快感に身をゆだねようとした。長い四本の指をきっちりと揃えて、親指とちょうどくの字になるようにかぱっと開き、自分の右オッパイを下から挟み込むようにして当てて、そっと揉んでみた。
「はふうン‥‥」
 胸から全身に走った快感に、思わず喘ぎ声が漏れた。われながら、なかなか淫靡だった。
 今度は、指の先で、こちょこちょ‥‥と豊かな面積を持つ乳房の上辺をくすぐってみる。こちょこちょこちょ‥‥。これも心地よい快感が巡り、
「くふう‥‥」
と、喘ぎ声が出た。紅香や桃香も、この快楽を味わったのだろうか。
(もっと、気持ちよく、なりたい‥‥)
 自分の心の声がした。わたしは、素直に従うことにした。
 普段、わたしはもっと、慎重肌だ。そうでなければとても、女子校生だけで暮らすわが三姉妹を率いれなどしない。だけどこのときは、一人のオンナ、一匹のメスになりたかった。自分の、今度は左乳房を、ぐい、と思いきって乱暴に鷲づかみにしてみた。たっぷりとした乳肉の感覚を掌に感じた。そして、甘やかな、しかし鈍い電流のような悦楽が、左胸から全身に走った。
「はうう‥‥!」
 わたしは、甘い官能の鳴き声をあげていた。


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