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二人のアトリエ
【学園物 官能小説】

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大ピンチ-10

杏は優一先輩からヌードモデルのオファーを受けた。
慌てて拒否する。
優一先輩に、自分の恥ずかしい姿を見せたくない。
可哀想なほど不安そうな顔をして、戸惑っている。 
「無理です、ヌードになるなんて!」
「明美ちゃんから聞いてない?」
「そんなの聞いてないです 無理、絶対無理……」
「出来ない?」
「ごめんなさい。出来ません」
裸になり、そのあられもない姿を見られてしまうなんて。
杏が無理だと意志表示するのを見て、優一はため息をついた。

「嫌だって言うなら、仕方ない……バイト代はいいのに』
バイト代が提示される。
「え こんなに」
(そうよね、画家がヌードを描くのは普通のことだし、…優一先輩は美大に進むし…
バイト代はいいし )

杏は喉から手が出るほどお金が欲しかったのだ。

「……わかりました。大丈夫です、やります……脱ぎます」
杏は心を決め、言った。
「ほんとに?よかった!」
優一の顔に喜びの表情が浮かぶ。
「 じゃ 家で待ってるから」


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