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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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桃香語り(4)-2




 次のメニューは、たしかに痛くはしないものでした。おっぱいにも、どこにも‥‥。
‥‥白香お姉ちゃんは、わたしが持ってきた平たい箱を開けて、薄い紙の包みを取り出すと、シャワーを浴び終えた脱衣所の紅香お姉ちゃんに、
「はい。じゃ、次はこれ着てね」
と、わずかに開いたドアの隙間から、差し出したのでした。
 紅香お姉ちゃんがかさかさと包みを解く音、そして、息を飲む、と言ったら大げさですが、
「‥‥‥‥」
と声が出せなくなる様子が、察せられました。きっと、目を丸くしているのでしょう。
 わたしはすでに、一度その中身を見せてもらっています。あれは、学校で使うような紺の女子用の水着、いわゆるスクール水着なのでした。細い白のラインがサイドに入っている他は紺無地の、ごくありふれたデザインのものです。
 わたしたちの清蘭学院、上の学院にはプールがなく、お姉ちゃんたち用のスクール水着は、ありません。わたしたち下の学院にはプールがあり、学校指定のスクール水着があります。紅香お姉ちゃんが手にしたそれは、わたしたち下の学院用の水着とよく似ていました。おそらく、まったく同じものか、同じように見えるものを、白香お姉ちゃんは手に入れてきたのでしょう。おそらくまた、あの「ざいだん」を通して。
 しかし、白香お姉ちゃん。わたしのお姉ちゃんながら、次々にいろいろな道具を出してくるものです。お姉ちゃんはドラえもんで、お姉ちゃんのあの部屋は四次元ポケット、というところでしょうか。
 ただし、つながっている先は四次元ではなく、「ざいだん」なわけです。
(――いまは、お姉ちゃん専用だけど‥‥)
 ‥‥‥‥。
 白香お姉ちゃんは、いちおう気遣っているのか、紅香お姉ちゃんをわたしたちの前で着させるようなことはありませんでした。実はわたしは、それをちょっと期待していたのですが。えへへ。――とはいっても、です。
「こっ、これを着るの?」
 紅香お姉ちゃんの可愛い声が、閉められたドア越しに聞こえてきました。きっと、湯上りの上気した頬を、よりいっそう、赤らめていることでしょう。
「そう。――大丈夫よ、約束どおり、痛くはしないから」
 白香お姉ちゃんが、脱衣所内の紅香お姉ちゃんに呼びかけると、
「本当に? ぜったい、ぜったい、痛くしない?」
と、必死な声が返ってきました。
 無理もありません。あんなに目にあわされたのですから。これに対して、白香お姉ちゃんは、
「本当に、ぜったいぜったい、痛くはしないわよ」
と、優しい声音で答えました。紅香お姉ちゃんはそれで安心したらしく、水着を身に着けているらしい音が、聞こえてきました。
(痛くしない、ということは、水着姿を観賞したり、せいぜい控えめに、水着の上からオッパイを撫で撫で、揉み揉みするくらいってこと?)
 わたしは、そう思いました。紅香お姉ちゃんも、おそらくはそう考え、従うことにしたのでしょう。しかしわたしには、紅香お姉ちゃんからは見えないものが、見えていました。
 優しい――猫撫で声で紅香お姉ちゃんに呼びかける白香お姉ちゃんの口元に、なんともいえない笑みが浮かんでいるのを‥‥。
 カチャ‥‥。
 脱衣所のドアを開けて、紅香お姉ちゃんが恐る恐る出てきました。肌が少し赤みを帯びてるのは、シャワーのせいでしょうか。紺色の名無しのスクール水着を、ぴっちりと身に着けて。
「それじゃさみしいから、そのうち、名札もつけてあげるわよ。平仮名で、『べにか』って」
 白香お姉ちゃんは、もう見慣れたにやにや笑いで、紅香お姉ちゃんに言ったのでした。


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