桃香語り(1)-3
‥‥わたしの名前は、蒲生桃香。
蒲生ばくにゅう――爆乳三姉妹の、末っ子です。
(ば、爆乳といっても、お姉ちゃんたちには全然かなわないけれど‥‥)
夢は、マンガ家です。
でも、絵はあんまり上手くありません。てへへ。――白香お姉ちゃんのほうが、全然上手いです。そもそもわたしは、お姉ちゃんが描いているマンガを見て、自分も描くようになったのです。昔は、白香お姉ちゃんはいまよりもずっと優しくて、わたしはお姉ちゃんにじゃれついて、描いていたマンガをかすめとっては、
「わー、うまーい! 見て見て、これ。お姉ちゃん、見てっ」
と、紅香お姉ちゃんに渡したりもしていました。そのとき白香お姉ちゃんが、
「こらっ、桃香っ。返してよ――あっ、紅香っ。だめっ、見ちゃダメっ‥‥!」
と可愛く赤面していた場面を、よく覚えています。
むかし、白香お姉ちゃんから、イラストやマンガの描き方を教えてもらったこともあったと思います。何かと同時期だったような気がします。
(他にも何か、教えてもらっていた頃と‥‥)
よくは覚えていないのですが、そのときの白香お姉ちゃんは、いまのわたしと同じくらいだったと思います――でも、おっぱいはすでに、いまのわたしよりあったと思います。間近で見たお姉ちゃんの胸の豊かなふくらみに、ドキドキしていた幼いわたしを、よく覚えています。
紅香お姉ちゃんがわたしと同じくらいの頃は、比較的いまに近いので、その頃よりはよく覚えています。下の学院の制服の紅香お姉ちゃんは、いまと同じくらいに正統派の――いまより幼い――美少女でした。おっぱいがどれくらいだったかは――‥‥残念ですが、あんまり覚えていませんw
まあとにかく、こんな姉妹の末っ子として、ワタクシ蒲生桃香は、すくすくと育ってきたのです。おっぱいも――まあ、すくすくと発育中wです。てへ。
いや、ホントの話――。
(別に調教されなくても‥‥)
わたしは最近、思うのです。鏡に自分の姿を映したりして。
(ちょっと育ってるよね、わたしのおっぱいと‥‥)
いまは紅香お姉ちゃんの調教期間中なので、自分も測ってとはなんとなく切り出しにくいのですが、この期間が終わったら、言ってみようかと思っています。なぜなら、このまえ測ってもらったときよりも、微妙だけどアップしているような気がするのです。バストサイズもですが、身長も。――おしり、いわゆるヒップサイズは、自分ではわかりません。
「育ちざかりだからね、桃香はー」
白香お姉ちゃんはそんなふうに言っていたのですが、そうなのでしょうか‥‥。