ピエロ-2
ブンッ
テレビにピエロが映し出された。
不気味な笑みを浮かべてこちらを見ている。
《僕の友達になって…日記だって書くことないんだもん…僕の友達になってよ。なってよなってよなってよ》
段々とピエロの顔が引きつっていた。
「あ…いや…いや…」
少女は首を横に振る。
泣きながら訴える。
《なってよ………なれよ》
最初の子供っぽい声とは裏腹にの太い声。
そして次の瞬間ピエロの上半身だけがテレビから出てきて少女の首を掴む。
「…やめてよ…お願いよ…やめてよ…」
震える少女を勢い良く引っ張った。
「嫌ぁ―――!!」
グシャ…
鈍い音と共に少女の叫び声は消えた。
少女は頭がテレビの中に入っており首からは大量の血が流れていた。
ゴトン
とゆう音をたてて首から下の胴体が血で一杯の床にずり落ちた。
そしてピエロという本はいつのまにかそこには無く元あった本屋に戻っていたそぉだ。
―ピエロは今友達を欲しがっています。
もし良ければお友達になってくれませんか?
しかし、友達になって何がおこっても私は保障しませんのでお気を付けを…。
END