【夜に咲く花】-4
「いっ……ひゃっ……もう……、おにぃちゃん……もう、やっ……あっ、あっ……」
何度も体を仰け反らせながら、熱く荒い息を吐く。大きく開けた口の中で、熱く蠢く愛花の舌が俺の敏感な部分を刺激する。
そんなことされたら、俺も、俺のも、もうイきそうになる。
俺は指先で乳首を摘み上げたまま、腰の動きを更に加速させた。
「んっ?!んんっ!やっ!あっ……んんっ!!」
きつく瞑った愛花の目から涙が溢れ、上気した頬を伝って流れ落ちる。熱に浮かされたように紅潮した顔は、もはや涙と唾液と先走り液とで、ぐちょぐちょだ。
俺はその顔を見ながら一層激しく腰を振り、仰向けに仰け反った愛花の口の中に根元まで深く挿し込むと、熱く火照った喉の奥に向かって、思いっきりぶちまけてやった。
「んっ、あっ!……あっ、あぐっ!!……げふっ!」
喉の奥から変な音がした途端、愛花がむせた。
ぐしゅっ。
それと同時に、たっぷりとした唾液と混じり合った白くてドロリとしたモノが、根元まで挿し込まれた愛花の可愛らしい唇の隙間から溢れ出した。
「あっ……嫌っ……ぐふっ、げふっ……」
愛花は思わず口元を押さえて身を捩ろうとするが、俺が覆い被さっているので逃げようがない。俺はじたばたする愛花を押さえつけたまま、最後の一滴までも愛花の口の中に全て注ぎ込んでやった。
「あっあぐ……、ふっ、ううっ……」
歓喜に震えるように跳ね回っていた俺のモノが大人しくなってから、俺はゆっくりと愛花の口の中から抜け出した。力尽きた俺のモノは、愛花の溢れさせた俺の白濁したモノで根元の方までぐっしょりと汚れている。
「あーあ、お前、ちゃんと飲めよなぁ」
白くドロドロと汚れている俺のモノを見下ろしながらそう言うと、愛花は口の周りに溢れたモノを両手で拭いながら、思いっきり俺を睨み付けた。
……。
涙と涎と精液にまみれた顔して、そんな潤んだ瞳を向けられたって、悪いが全く怖くねぇ。
むしろ、もっと汚したくなるだけだ。
俺は愛花の上に覆い被さったまま、ツンとした匂いをさせている俺のモノを、愛花の口元に差し出した。
「綺麗にしろ」
「…………っ!」
愛花は何事か口の中で呟いたけど、そんなのは無視だ。冷めた目をして見下ろしていると、震える唇の隙間から可愛らしい舌を伸ばして、愛花は俺の柔らかくなった先端に引っ掛かっていた白いモノを、そっと舐め取った。そのまま、ちろちろと舌を動かし、濡れそぼった俺のモノを舌の先で拭っていく。
その拙くも可愛らしい動きに、俺のモノはたった今出したばかりだというのに、また少し復活しそうになってくる。
「上手くなったな」
ゆっくりと蠢く愛花の舌は、ドロドロとした粘液に汚れた俺の付け根をくすぐり、白く濡れた毛先を拭い、裏側へと回り、筋を渡って上がってきて、敏感な部分を丹念に舐め上げ、またゆっくりと玉袋の方へと下って行き、そうして、柔らかくなった袋の一つを口に……、
流石に、愛花は含んではくれなかった。
残念。
しかし、愛花にしてみたら上出来だろう。
「美味しかったか、愛花」
熱い息を吐く愛花の髪を、偉いぞと、くしゃくしゃに撫でてやる。俺は立ち上がると、シャツを脱ぎ捨てた。ついでに愛花のTシャツも脱がせてやる。
柔らかな乳房の上に不自然に持ち上げられたブラジャーが露わになった。
「いやらしいな」
にやにやとそれを見つめる俺に、「お兄ちゃんがやったんじゃない!」と、愛花が思い切り反撃した。
そりゃ嘘だ。
「お前が自分でやったんだろ。俺に、自分で胸を見せてくれたんじゃねーか」
「なっ?!」
しれっと言い捨てる俺に、愛花が絶句する。
可愛い。
「そんなに自分の体が見て欲しいなら、もっと他のトコも見せてみろよ」
そう言うと、俺は愛花の両脚を掴んで、沈み込むようにして座っているソファの上に膝を立たせた。小さな膝小僧に手を掛け、両側に大きく開かせる。
「あ、駄目っ!」
Mの字を描くように立てられた愛花の脚の間から、その奥に潜むパステルグリーンのパンツが、丸見えになった。
「いやらしい匂いがする」
「嫌ぁ!」
愛花が悲鳴を上げた。
「この分じゃ、お前のココは、もうぐしょぐしょに濡れてるんだろうな」
爽やかなパンツの色とは裏腹に、暗い陰を湛えたソコは、しっとりと汗ばんだ柔らかな太股の間で、官能的な匂いをさせながら、ぷっくりと艶めかしく膨らんで見える。
「脱げ」
俺は端的に命令した。
「嫌!」
愛花も、これ以上無いくらい短く答える。
そうかよ。
「あっ?!」
パンツの上から、愛花のソコを乱暴に擦り上げてやる。そのいきなりな動きに、愛花の体が大きく仰け反った。深い谷間が露わになる程激しく指を動かすと、薄い布切れの下から、ぐちゅぐちゅと卑猥な音が漏れだした。